28日の午後、途中下車で改札を出る。薄日が射してきたのはいいが、かなり蒸し暑くなってきた。大阪に向かう電車は15:42発を予定しているので、それまで岡電に乗ってみよう。

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駅前の電車通りは桃太郎通りと呼ばれる。桃太郎ときびだんごに関わるものはあちこちにあり、広島の紅葉饅頭といい勝負だ。

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岡電の乗り場は広場を隔てていて、地下道を通っても一度は横断歩道を半分渡らないと到達できない。改札口を出てからは5分くらいかかる。島式ホームでラッシュ時は東山行きが左、清輝橋行きが右からと分けられるようだが、この時間帯はすべて右から発着していた。

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駅前に乗り入れる工事は進行中。改札口と同一平面にはならないが、広電の横川駅前と同程度になるのだろう。

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東山行きに乗る。東山線、清輝橋線を合わせても4.7kmしかなく、運賃も160円と安い。

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それでも1日乗車券(400円)を買う。最低でも3回は乗るはずだから絶対にモトは取れる。

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旭川を渡る京橋の手前。この集団は修学旅行だろうか。

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京橋を渡った所の小橋と次の中納言(前方の車が止まっている所)は安全島がなく、駅間も0.1kmと短い。

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東山に到着。かつての電停は線路の両側で、清輝橋線の一部などに上下線間の島式があった。今は島式が基本となり、相対式は東山だけになっている。青い電車がいる先で線路は複線のまま右折して車庫に入る。真っすぐの突き当りは東山公園。

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線路は右折して車庫に入る。手前が事務所で1992年に取材で訪れた時はこの建物が非公開の資料館になっていた。今はおかでんミュージアムになっているが、入館料1000円を払って入る気はない。

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車庫を覗いてみる。車両数25両だからこじんまりしている。

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反対側にも線路が1本伸び、留置線になっている。この角度では見えないが、チャギントンの奥に元東武日光軌道線の3000形が2両押し込められていた。冷房がないから涼しい季節になるまで走ることはないようだ。

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東山公園の階段から。

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折り返しで停車。この位置は形式写真を撮るのに都合がよい。右端にちらっと写っている建物が岡電の本社・営業所。

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東山線は日中も7~8分間隔なので、ウロウロしているとすぐに次がやってくる。岡電の車両(3000形と超低床車を除く)はすべて広告車で、オリジナル色はない。1992年に取材した時は、県か市の条例で車体の窓から上には広告を入れられないという規制があった。今はその規制がなくなったようで、幕板部分も一体化した広告になっている。

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次の門田屋敷まで歩く。まだ東山の手前だが方向幕は岡山駅前に変わっている。

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ここは歩道橋の上からいろいろなアングルで撮れる。門田屋敷~中納言間はクランク状のカーブが連続する。

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振り返れば門田屋敷の電停。島式ホームのため複線間隔は多少広がるが、両脇にホームを置くよりは狭くてすむし、乗客も背中を自動車にかすめられることもない。相対式ホームから島式ホームに移行できたのは、岡電の車両が伝統的に前後ドアを採用していたからで、他社がこれを真似しようとしても前中ドアの車両のドア位置をすべて左右逆に変えるのは不可能だろう。

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狭軌のせいかカーブでも車輪のきしり音はほとんど聞こえない。

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岡電式のパンタグラフ。下部の重り(古い車軸を切ったもの)がバネの役目をしている。先々代だかの社長が考案したので、名前をとって石津式とも呼ばれる。

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中納言で90度以上に曲がる。

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曲がり角の建物はきびだんごの廣栄堂本店。

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ここから西大寺町までは道幅が狭い。

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連接車の方がカーブを強調できる。

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中納言から乗り、西大寺町で降りる。架線柱のセンターポール化もかなり進んでいる。

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ここも中納言に向かっての直角カーブになる。

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清輝橋線に乗るため西大寺町商店街を歩く。

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アーケードだけど手前の半分くらいは閉まっている店が多く、照明もケチられている。

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途中で新西大寺町商店街に変わるらしい。

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案内図では表町商店街になっている。下が東山線の西大寺町、上が清輝橋線の新西大寺町筋。図は右が北になる。

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この通りもセンターポールで線路間に植栽がある。

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終点手前で車内は貸切状態になった。他の車両もそうだが、床がフローリングのようで綺麗だ。運転士は女性(30代後半くらいか)だけどノッチ扱いはなかなか豪快で、起動するとすぐに直列最終まで進め、一呼吸おいて並列に。さらに間を置かず並列最終段に持っていく。平衡速度に達するほど力行しないうちに次の電停になるからあまり経済的な運転とはいえないが、直列最終段でだらだら流すよりは気分がよい。

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終点の清輝橋。歩道橋の階段を上下するとアングルが変わって飽きない。普通の人から見れば挙動不審なオジサンだ。2・3本撮って岡山駅前に戻る。

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桃太郎通りの架線柱は瀬戸大橋と桃をイメージしている。

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最後に駅前の電停を撮る。以前はダブルクロスの手前に降車ホームがあったように記憶している。帰宅後に2007年12月4日に使用した岡電1日乗車券が見つかった。500円だが現行よりバスの乗れる範囲が広い。今回も4回乗ったから1日乗車券のモトは取れている。