昨年秋に運用落ちとなったEF652127、廃車前提なのに最近はあちこちの撮影会に引っ張り出されて注目度が高まっています。

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狙ったわけではないけど、私も1枚撮っている。2017年6月20日、米タン狙いでたまたまその日の牽引機がこれだった。ごく当たり前のJR貨物の更新機だが、前面の貫通扉が芥子色になっていることから「からし」と呼ばれ、この頃から注目度が高まっていた。
JR貨物の更新機は電気方式に関係なくブルーと白っぽいクリームの塗り分けとなり、運転室扉を交流機は赤2号、交直流機は赤13号に塗って出自を明らかにしていた。しかし、直流機は青15号とならずに芥子色としたのは、車体色と被るのを避けたのだろう。さらに広島工場施工車は前面の貫通扉も辛子色に塗られ、一部のマニアから注目を集めることになった。

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広島工場で更新されたEF65は1両だけではないから、貫通扉も辛子色のEF65は複数存在した。これは2003年10月7日に甲子園口で撮影したEF651093 。左に折り返し線の停止標識が入ってしまうので、数枚撮っただけで場所を変えた。この時は貫通扉の色に気付かなかった。
履歴を調べてみると、1093号機、1127号機(2127の原番号)ともJR西日本で2001年6月に廃車となり、前者は同年7月、後者は同年8月にJR貨物で車籍復活している。