モハメイドペーパーの      何が出てくるか 2.2

かなり「鉄」分が多めの内容になっています。 バックナンバーはこちらから http://jorc.livedoor.blog/   http://jorctk.cocolog-nifty.com/

しなの鉄道

行き掛けの駄賃は、しなの鉄道と長野電鉄(その3)

8日は朝飯前に上田電鉄でも撮るかと思っていたけど、千曲川のアングルは一度撮れば十分。それより、坂城には7:42に貨物列車が到着するから、これを狙ってみることにした。上田6:58発の1617Mで坂城には7:09に到着。お目当ての到着するまでには少し時間があるから、コンビニで買ったパンで朝食をすませる。

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ホームを歩いていて気がついたこと。しなの鉄道のレールマップなのだが。

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屋代で長野電鉄に接続となっている。昨日、一昨日での廃止ではないんだけど。

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坂城の構内配線はこうなっている。C線とD線の間の黄色の部分に石油の取卸し設備がある。左の箱の部分が入換え用DLの検修庫。

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7:44(時刻はカメラの表示)、85列車がA線に入ってきた。ちょっと肌寒いくらいだが、光線状態は申し分ない。

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7:45、もう少し前まで行ってもよさそうなのだが、この位置で停止。

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7:53、切離し作業が終わり、誘導員を乗せて機関車が前進する。

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ポイントの先で停止。人力でポイントをB線側に転換する。

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ここで一旦停止。

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光線がいいところで形式写真を1枚。

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7:56、DLが動き出した。

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一番左のポイントの先まで行って折返す。

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7:59、目の前をゆっくりと通過。DB25という形式は2軸で自重25tであることを意味している。メーカーは北陸重機だった。

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EH200の脇を掠め、あと10m・・・。

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連結。

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ブレーキ管はつながないから、すぐに引出す。

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8:01、満タンだから1両で60t。一度動き出せば、あとは貨車に押されているようなものだ。

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9両目が通過して、あれ、まだ後ろに残りがいるじゃないか。

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D線に入れるので、一番奥まで引上げる。

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推進で押込む。取卸し線には作業員が待機している。

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8:08、D線に据付け、早速作業が開始される。

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DLはA線に戻ってもうひと仕事。

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2度目はちょっと遠いなぁ。

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8:13、残りは8両だった。

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お役目、ご苦労様です。

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今度は2番目のポイントの先で停止。

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C線に押込む。

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8:18、バルブの位置を合わせて停車。

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8:19、DLは解放され、

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8:21、所定の位置に戻り、朝の仕事は終わり。

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綺麗でキリのいい車号のがいたので、形式写真を撮っておく。

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8:24、EH200がA線に出てきた。

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625Mと並走する。

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8:26、この位置で待機。石油の抜取りが終わったタキを再び連結し、11:23発の85列車(昨日撮影した列車)となる。

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1両の抜取りにどのくらいの時間がかかるのかまでは観察できなかった。8:45発の2726Mで小諸に向かった。


行き掛けの駄賃は、しなの鉄道と長野電鉄(その2)

長野に着いたら長野電鉄に乗換え。1992年頃に取材で来たことはあるけど、地下ホームから乗り降りした記憶はない。

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小布施までのきっぷと特急券を買う。

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2面3線の地下ホームは神戸電鉄の新開地を思わせる。12:44発の特急は元JR253系のスノーモンキーで、私にとっては初乗車になる。

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3連の先頭(1号車)は指定席、自由席の2・3号車は座席が集団見合いタイプで固定されているから、後ろ向きとなる席はほとんど埋まっていない。

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13:00、須坂着。ここで元小田急Hi-SEの特急「ゆけむり」と交換する。その向こうの側線にもHi-SEがいて2本並びになっているのだが、停車時間が短くてそのシーンは撮れなかった。

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13:00、ゆけむりが発車。

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13:01、スノーモンキーが発車。

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次の信州中野行きは13:22発なので、それまでに構内を撮影する。

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Hi-SEはこのあとすぐに入換えて1番線に移動した。

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2・3番ホームの端にあるモニュメント。長電の前身である河東鉄道の1形蒸機で、長電創立100周年となる2020年5月に設置されたとある。

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かつての主力だった営団3000系。2連3本が在籍しているが、営業運転には使用されていない。

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右端の2両は冷房化されていないから部品取り用なのだろうか。残念ながら改札を出て確認しに行く暇はない。

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元東京地下鉄03系の3000系。元東急の8500系は抑速ブレーキがないから、信州中野~湯田中間のローカルはこの3000系が一手引受けとなる。

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車庫内のポイントはすべて手動で切換える。左端の編成は元中間車から改造のT6編成で、向かって右の運行番号表示窓がない。

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須坂を出ると線路の両側はりんご畑が続く。小布施は特急も止まり、小布施栗が有名だが、今回の目的は後方に見えている「ながでん電車の広場」なのはいうまでもない。

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無人駅なので出入りは自由。1990年5月に開設され、当初の展示車両はED502、デハニ201、モハ604、モハ1003だった。2012年7月に車両の入替えがあり、現在はりんごカラーになった2000系D編成が展示されている。

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ドアは1箇所が開けっ放しなので、車内へは自由に出入りできる。車体の大きさ、座席配置は名鉄5000系に準じているが、椅子は回転式なので本家よりやや高級感がある。

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座席は向かい合わせで固定され、冬はこの隙間にスキーを立てかけていたそうだ。

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運転台。電機品は三菱電機なので、マスコンはウエスチングハウスの流れを汲む。狭軌のWNカルダンで75kWのモーターを採用したのは、この2000系が日本初となる。

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電車の広場の案内。

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2000系の説明もある。

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連結面の標記。

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日車・名古屋の銘板。最終増備となるD編成はA~C編成と異なり空気バネ台車なのだが、スペースの制約で写真は撮れなかった。
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駅舎の写真を撮り、13:55発の長野行きに乗る。

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一気に長野まで戻らず、朝陽で降りる。長野からここまでが複線で、市街地といえるのもこのあたりまでになる。

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事前に航空写真で確認したところ、須坂寄りにちょっと家並みが途切れた空間がある。ご覧のように架線柱は片持ちでカーブの外側。申し分ない条件なのだが、よりによってこんなとこに車置かんでもいいだろうが。

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待つこと10分ほどで、先ほど乗ったスノーモンキーが湯田中から戻って来た。ちょっと雲がかかってきたのが残念。

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さらに10分足らずでゆけむりが通過。雲が切れないし、腹も減ったから次の14:46発で長野に戻る。

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地域ネタになるけど、長野でこの名前を知らないのはモグリ。実は私の父がここ(東京支店だけど)に勤務していた。

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長野駅に戻ったら陽が射してきた。ここで駅そばを食べるが、それは別稿で。

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16時発の「しなの」は383系の6+2編成だったので、頭同士の連結面を撮っておく。

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15:45発の2660Mに乗る。アニメのラッピングらしいが側面は撮れなかった。

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光線状態がよさそうな安茂里で降り、下りホームに移動する。

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16:04、しなのが通過。バックが少しうるさいが、光線状態は申し分ない。

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16:11、甲府行きは211系3000番代(ロングシート)。

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16:26発の2662Mは、軽井沢から乗ったS7編成。

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16:42、長野行きの1657M。このあと16:49発の664Mに篠ノ井まで乗る。

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篠ノ井に降りたらEF64が入換え中で、学生らしい「鉄」が2人、カメラを構えていた。構内に貨車の姿はなく、機関車はホームの外れまで移動して停止した。

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17:09、基本6連のしなのが通過。

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17:26、大月行きはセミクロスの1000番代。このあと、17:31発の2666Mに乗る。

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まだ明るいので、後追いだけど光線がよい千曲で降りた。17:58、観光列車「ろくもん」の回送が通過。先ほど屋代に止まっていて、車庫のある戸倉に戻るのだろう。

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18:01、デュアルシートの100番代4連は、「しなのサンセット2号」の送込み回送。

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18:06、4連の668M。夕方の4連が撮れるのは陽が長いこの時期だからこそ。

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18:14発の2669Mは湘南色のS3編成。

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逆光でもなんでも撮る。小一時間で思わぬ成果があり、18:26発の670Mで上田に向かう。

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18:54、「しなのサンセット2号」が到着。長野から上田まで無停車29分で走る。先ほどの670Mは9分間停車し、この列車の接続を受ける。

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折返し19:05発の「しなのサンセット1号」、さらにその折返しの「しなのサンセット4号」と稼ぎまくる。

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車両の表示は特別快速、改札の案内は有料快速となっている。これで本日(7日)の撮影は終了。予定どおりホテルにチェックインした。



行き掛けの駄賃は、しなの鉄道と長野電鉄(その1)

佐久穂町の運転会、新幹線で日帰りでは勿体ないので、前日(7日)はしなの鉄道と長野電鉄に寄り道した。

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事前に用意した乗車券類。高円寺から軽井沢までの乗車券と新幹線の特急券は高円寺の多機能券売機で買えた。問題は右上2枚の乗車券で、券売機では中央線回りしか選択できない。前回はそれに気付かず佐久平の改札で弾かれ、経路変更の処置をしてもらった。八王子~拝島~立川なんていう実際にそんな乗り方しないだろうという経路が3とおり出てくるのに、ごく一般的な北陸新幹線経由が選べないなんて、ソフトの開発者は何を考えているんだ。小諸~羽黒下も「窓口で対応してもらえ」という表示が出る。他社とのまたがりもない単純な乗車券が買えないなら、多機能券売機なんて看板は下ろしてもらいたい。

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上野8:47発の「はくたか」で9:43に軽井沢着。しなの鉄道の窓口でこのきっぷを買う。長野まで乗って帰りは上田までだが、モトは取れる。

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しな鉄のホームからは保存されているEF63が見える。その奥に最初のアプト式電機の10000形(EC40)もいるはずだが、接続時間が短いからそこまで確認している暇はない。電車はL/C座席を備えたSR1系の100番代。

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9:59発の長野行き2635Mは初代長野色のS7編成(クモハ115-1018-モハ114-1023-クハ115-1017)だった。

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この椅子は長野工場のリニューアルタイプで肘掛けの支持アームの形に特徴がある。

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ドアの下にこんな注意書きがあった。だいぶドアヒーターが強化されているのだろう。

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御代田付近。陽は射しているが雲が多く、浅間山は見えない。

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大屋のホームにあった、観光案内板だったと思われる遺構。本体は鉄鋳物のがっちりした造りだから、このまま放置しても5年や10年では朽ち果てないだろう。

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10:53上田着。発車は11:05なので一旦改札を出て、今夜泊まるホテルに模型を入れたキャリーカートを預けた。これで身軽になり撮影に専念できる。写真は8日の朝に撮影。

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11:17、上田から3駅目の坂城に到着。ここは石油の備蓄設備があり、根岸からの貨物列車が篠ノ井経由で運転されている。1日2往復が定期で、左に止まっている87列車は乗ってきた2635Mの後を追い、6分後の11:23に発車する。

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ホームの先の踏切までは数分で歩ける。

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右の建物の先に駐車場があり、ここから撮れそうと思ったのだが、高低差があってダメ。逆光気味で苦しい構図だが、踏切の脇から撮るしかない。

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87列車と入替わって11:32、篠ノ井からの86列車が到着。待ち時間が少なく、効率よく撮れるのはありがたい。もう少し引いてパンタが山から抜けるところでシャッターを切ればよかった。

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後ろ姿を撮って駅に戻る。

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こじんまりとした駅舎。

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ここのもうひとつの見所がこれ。169系が3両も保存されているのだ。

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鉄道会社が運営する博物館でも、同系列を3両まとめて保存している例はないと思う。

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定期的に内部を公開しているようだ。次の公開は7月13日となっている。通勤快速はしな鉄にあったのかな。

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検査標記。屋代工は長電テクニカルサービスのこと。

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車号は数字が国鉄書体とは少し違うような気がする。

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クモハは行き先が大垣になっている。国鉄時代でも東海道ローカルに使ったことはないと思うのだが。

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ホームから見るとこんな感じ。状態は良い方だが、陽が当たるこちら側は塗装がだいぶボコボコになっている。

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169系を見ているうちに入換え作業が行われていて、EH200は待避線に入って一休み。

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タンカーは上田寄りに引上げてから、推進で取卸し線に押込む。

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燃料抜取りのバルブはタキの長さに合わせて10両分が設置されている。

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入換え作業が終わったDLは、側線の外れで一休み。

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EH200は下り列車の先頭となる位置に移動して待機する。

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坂城町のマスコットキャラクターはねずみなのだ。ひととおり見終わったところで、11:57発の2637Mで長野に向かう。軽井沢でEF63のとなりにいたSR1系100番代で、快速列車ではないから座席はロングシート状態だった。座り心地はよいけど背もたれが高いので、車窓からの眺めはあまりよくない。半分居眠りしながら12:30に長野到着。







南佐久郡の運転会に参加(本命篇)

11日は6時に起床。前夜、早寝してたっぷり睡眠を取ったから、風邪はほぼ抜けたようです。外を見ると少し雲が多めだけど晴れる気配なので、早起きは3本の得を実践することにします。上田電鉄の時刻表によれば、朝は40分くらいで効率よく3本が撮影できるはず。6時半にホテルを出て千曲川の鉄橋に向かいます。

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1本目は6:45着。上流側からが順光になる。シャッターチャンスはトラスの切れ目しかない。

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7時前とはいえ車内はガラ空き。

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折返し6:50発なのですぐ戻って来る。もう少し引きつけられるけど、次のカットのため望遠ズームにしているので、これが一番広角寄り(70mm相当)になる。

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遮断器が上がったらすぐに後追い。昨日と同じタイミングだが、200mm相当だから電車は多少大きく写る。

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次は7:04着なのだが、それを過ぎても踏切が閉まる気配はない。混雑で遅れなんてことはないだろうしともう一度時刻表を確認。ん、この列車の時刻は赤数字になっている、てことは土休日運休のスジか。今日は土曜日だったのだ。その次の7:23着を待つしかない。急に川風が冷たく感じるようになった。2本目はギリギリまで引きつけてみる。警報器、もう少しなんとかならんかな。線路脇の枯れ草は抜いておけばよかった。

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徐行するかと思ったら意外と速く、後追いは間に合わなかった。この折返しは7:53なのでそこまでは待たず、ホテルに戻って簡単に朝食をすませる。予定では上田8:57発で小諸に向かうつもりだったが、その前の8:06発に乗れそうなので、さっさとチェックアウトして駅に向かう。

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しなの鉄道はSuicaが使えないので切符を買う。

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乗ったのは115系の3連。久しぶりにMT54の音が聞けた。もう2連はなくなり3連10本が在籍しているようだ。置換えのSR1系(JRのE129系相当)は2連で13本在籍。混雑する列車に115系が充当されている。8:26小諸着、17分停車するので反対側のホームに移動してもじっくり撮影できた。

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小諸駅はこぢんまりした作りで満足な待合室もない。

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じっとしていても寒いから、駅に隣接した庭園(名前は忘れた)をキャリーカートを引いて歩き回る。ここに限らず長野県に入ってからは見事に色づいた柿の木が目に付いた。

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8:44発の長野行きはSR1系の2連。1個パンタだから300番代だ。

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小海線の乗る列車は10:15発なのでまだ1時間以上ある。暇潰しに懐古園に入ってみるか。

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散策券は300円、シニア料金はない。これは文字どおり入園して歩き回れるだけで、園内のなんとか記念館とかにも入れる入園券は500円。

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ここは小学校で軽井沢の林間学校の時に来たことがあるから、約65年ぶりの再訪になる。

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見晴台からの眺め。曲がりくねっている流れは言わずと知れた千曲川で、新潟県に入ると信濃川になる。信濃から流れて来る川という意味なのだそうだ。

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やっと9時を回ったくらいなのに、園内はオバチャンのグループ、三脚にカメラを付けて紅葉を撮影している年輩のオジサンなどで賑わっている。乗ってきた電車では観光客らしき集団は見かけなかったし、駅周辺にはそんなにホテルがあるわけでもない。この人数は一体どこから湧いてきたのだろうかと思う。

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綺麗に紅葉している木もあった。

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1時間ほどで駅に戻り、蕎麦屋で腹ごしらえ。

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天ぷらそばは450円、天ぷらがちょっとしょぼいが、まぁ、値段相応の味だった。

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小海線のホーム(4・5番線)から9:57発の快速「軽井沢リゾート1号」を写す。土休日運転で全車指定席。妙高高原までロングランする。座席はL/Cシートで車号は100番代、塗色もセミクロスの一般車とは異なる。上田電鉄では土休日運休にやられたけど、ここで土休日運転を撮れたからよしとしよう。

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小諸から羽黒下までは東京近郊区間に含まれていないからか、Suicaは使用できない。切符はしなの鉄道が委託発売しているようだ。

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10:15発の小淵沢行きだが、電光掲示だけで案内放送が一切ない。JR側は無人駅なのか。ドア開閉ランプが点灯したのでボタンを押して乗込む。

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10:56羽黒下到着、卓上電鉄のメンバー4人と合流して会場に向かう。1年前とは少し線路配置が変わっていて、築地大橋みたいなアーチ橋が架かっていた。この橋はペーパー製で数日前に完成したもの。

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同時期に完成したトラス橋はアルミアングルが主材。

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スイスSBBの電機と客車。確か形式はAe4/4だったかな。

PB116590
天賞堂のCタンク。昭和の地方私鉄という雰囲気だ。

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Oゲージは運転会に間に合わせ、3線式も運転できるようになった。EB10とED10の重連は電源アダプターの容量オーバーになり、単機では快調に走った。

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Oゲージに嵌まったというKさんが持ち込んだシカゴ地下鉄はMTHの製品だと思う。豪快な走りっぷりで、本物の地下鉄みたいな轟音が響き渡った。

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16時くらいで運転は終了。帰りは新幹線だから速い。この日は少々寒く、次回、秋に運転会するなら
10月くらいがいいねということで意見が一致した。小池さん、来年もよろしくお願い致します。
プロフィール

モハメイドペーパー

1946(昭和21)年1月生まれ、男、AB型。中央線(JR)の沿線に生息しているので、鉄道は複線で電化され、電車が頻繁に走るものと認識している。鉄道関係のライターが本職となり、現在も細々ながら現役。趣味はカメラいじりと模型製作。

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