モハメイドペーパーの      何が出てくるか 2.2

かなり「鉄」分が多めの内容になっています。 バックナンバーはこちらから http://jorc.livedoor.blog/   http://jorctk.cocolog-nifty.com/

16番鉄道模型

夏の締めは修行(という名の運転会)

気がつけば8月もあと僅か、となれば恒例行事の修行を外すわけにはいかない。

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8月23日、暑い東京から普通列車を乗継いで到着した白河もやはり暑かった。

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レールは敷かれているが電気配線はまだ途中。13時の開通式(テープカット)に間に合うよう作業を進める。

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ポイントの作動テストをしたら、先端レールのハンダが取れているのを発見。ヤードの入口の3線分岐だから使用停止でごまかせず、早速修理にとりかかる。私が持ってきたLEDライトが役にたった。このあと、本線とヤード各線の走行確認を行い、なんとか13時前にOKとなった。

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定刻の13時から7分ほど遅れてテープカット。試運転の流れから今回も私がそのまま運転士を継続となったので、写真はこのアングルでしか撮れなかった。

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やれやれで軽く腹ごしらえしてから運転開始。これは私の車両で、ゴムタイヤを外したED75はヤードから本線への勾配を登れるかと心配したが、この編成で勾配途中からの起動も問題なかった。

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今回は東北組の参加が少なかったので、ヤードはそこそこ余裕があった。

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3Dプリンタ製車体の伊予鉄3000系。台車も3Dなので通電に苦労されているようだった。

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ひととおり走らせたら別の車両と交代。私と違って商売ができるくらい持込んでいるので、ローテーションを考えないとケースから出せないまま持ち帰ることになってしまう。

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フリーの電機とそれに合わせて製作したスイス風客車。

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こけた瞬間ではない。動画を撮影しているだけなのだ。

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外の5インチゲージ。試運転をしながら傾きの大きい箇所のバラストを整備するのだが、水平を出すのはなかなか難しい。

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2日目(24日)の14時で運転終了となり片付けに取りかかる。

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1時間足らずで車に積み込み完了。忘れ物はないな。

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打上げ、といってもほとんどが車で帰るからビールは家に帰るまでお預けとなる。住職からはお土産までいただいた。ありがとうございます。来年も同じメンバーの再会を祈って解散。お疲れ様でした。


修行に向けての準備

修行に向けてといっても頭を丸めて出家するわけではない。週末の23・24日に白河の大統寺で行われる運転会のことで、お寺の本堂に2日間籠もることから「修行」といわれている。

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今回持って行く動力車はこれ。ED75だからご当地車両といえる。2年ほど前にゴムタイヤ付き車輪を普通の車輪に交換しているが、念のため車体を外してモーター軸に油を差しておく。

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天賞堂のバラキットを組んだもので、窓ガラスはHゴム付きの嵌込み、動力はDV18Cのインサイドギア方式でギア比20:2、台車はカツミ製とだいぶ基本仕様からは外れている。

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牽かれるのは14系客車。エンドウのボディーキットを組み、床下機器はカトーの12系用を流用、運転会用と割り切ってディテールらしきものは何もない。そんなに運転した実績はないはずだが車輪には油汚れがこびりついていたので、細いドライバーでこそぎ落とした。

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実車とは違うが、クーラーは銀色に塗分けている。

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方向幕は臨時。Hゴムの白は不自然だな。ドアのHゴム表現はむずかしそうなので手を付けていない。

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600Rも通過できるよう、ドローバー間隔は調整してある。

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リビングにエンドレスを敷いて試運転。臨時の「つばさ81号」というところかな。リュックに収める都合からオハ14の1両は自宅待機となる。



たまには小さい模型をいじってみる

 16・17日は都内でも最高気温が35度を超える猛暑日となったので外出は控え、久しぶりに16番の模型を引っ張り出して足回りの小改造を行いました。対象となるのは電車2両と電機2両で、いずれも動力装置に共通点があります。

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電車はこれ。昭和50年代前半に製作したフリーの特急車で、6連の中間2両が動力車になっている。

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動力台車はごく当たり前のインサイトギァ方式だが、駆動軸の絶縁車輪がゴムタイヤ付きになっている。これはちょうどこの時期に流行った方式で、軽量でも牽引力を稼げるという利点があることから採用した。しかし、このゴムタイヤはなかなかの曲者で、材質や精度が悪いと緩む、切れる、脱線しやすくなるという欠点がある。ゴムタイヤ付き車輪はサードパーティーの製品だったので供給も安定せず、いつの間にか市場から消えた。
 当社で採用した車両は運転する機会が減ったのでそのままになっていたが、数年前のJAMで運転してみると、車輪の汚れで通電不良になったこともあり、お世辞にもスムーズな走りとはいえない状態だった。今年は8月に白河で走らせる予定があるので、その前にトラブルの元は取換えておこう。車輪はストック品から10.5mm2枚と14mm4枚は確保。電車2両の取換えは16日に終了した。

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電機はED75とEF65の2両。まずこちらから取りかかる。

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これも構造は電車と同じ。

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車体を外したところ。電機としてはウエイトが少なめなので、ゴムタイヤを外したらもう少し補重しないといけない。スペアの車輪は輪芯がメッキのままだったので、黒エナメルを筆塗りした。このため作業は17日に持越しとなった。

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上に乗っているウエイトをやや大きめなものに取換えた。これで差し引き90gほど増量している。

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この状態で425.5g。増量前の重量は計っていなかった。

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運転整備重量は566g。約20%増量したことになる。

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EF65は増量前で581.5g。市販のF形機は600g台が標準だから、やや軽い。

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車体を外したところ。ウエイトは電車用が2個と控えめ。

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本来のF形機用ウエイトに取換えた。ED75よりだいぶ重くなった。

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運転整備重量は749.5gとかなり重い。約28パーセントの増量になる。

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直線を5本つなげて試運転。車輪も清掃したのでスムーズに走る。ED75も2個モーターで4軸駆動は同じだから、機関車重量が牽引力にどのくらい影響するものなのか。いずれエンドレスを敷いて牽引力テストをしてみよう。
 ついでに計算してみると、車体だけの重量はED75が140.5g、EF65が121gで、短いED75の方が重い。屋根上にロスト製のパーツがついているせいだろうか。

 以上の作業はハヅキルーペなどのお世話にならず、裸眼でできた。この分ならまだしばらくは16番の工作もできそう。 
プロフィール

モハメイドペーパー

1946(昭和21)年1月生まれ、男、AB型。中央線(JR)の沿線に生息しているので、鉄道は複線で電化され、電車が頻繁に走るものと認識している。鉄道関係のライターが本職となり、現在も細々ながら現役。趣味はカメラいじりと模型製作。

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