モハメイドペーパーの      何が出てくるか 2.2

かなり「鉄」分が多めの内容になっています。 バックナンバーはこちらから http://jorc.livedoor.blog/   http://jorctk.cocolog-nifty.com/

0番鉄道模型

手軽に暑さ対策?

オリンピックは終わったけど、テレビはまだ1週間くらいは感動の押し売りを続けるのだろう。暑さは相変わらずで、エアコンのスイッチをオフにするという動作を忘れている。まぁ、冷蔵庫は常時動いているんだから、エアコンだって動きっぱなしでもそうそう簡単には壊れないだろう(と考えておく)。

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阿佐ヶ谷の七夕を見に行った時、安売り屋の現品処分でこんなのを見つけた。冷やして首に巻けば多少なりとも暑さが凌げるというやつで、ネッククーラーというらしい。ドラッグストアなんかでは1000~2000円くらいの値が付いているが、550円という処分価格だったので、試しにひとつ買ってみた。

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冷却維持時間は外気気温25~36℃で60分、2時間で数箇所が軟化するとある。

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冷蔵庫に入れて30分ほどで全体が固くなった。早速首に巻いて散歩に出かける。冷たさを感じたのは15分くらい、首にぴったりつくわけではないし、触れている所から軟化するので、30分もすると存在感が薄れてくる。冷凍庫でガチガチに凍らせるもう少し効果があるかも知れないが、現状はないよりましというところ。2000円クラスでも冷却維持時間が倍以上長持ちするわけではないだろうから、1000円以上出して買うものではないと思う。

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12日、原稿を1本書き上げたので、JAMに備えて車両の整備を行う。EB10はライト用の配線があるので、車体を外すのは慎重に。ウォームギアなどの止めネジが緩んでいないかを確認し、モーターの軸受けにたっぷり給油する。ここが油切れするとキーキー鳴くようになり、スピードもがくんと落ちる。十分油を回したから、3日間は大丈夫だろう。

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ED10も同様、こちらはライトの配線をしていないから、車体をは外すのは気を遣わないですむ。

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エンドレスを敷いて試運転。反対側の直線に入ると走らない。ショートではなく電気が回っていないようだ。

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レールを外して見ると、通電用の接点がひん曲がってた。MTHのレールはこの接点がかなりデリケートな作りなのがウィークポイントで、抜き差しには細心の注意が必要。

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電気が回れば快調に走る。

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ED10は直線に入るとショートした。モーターからの配線が屋根に当たっているようで、車体を外し、界磁コイルからのリード線を低い位置に曲げ直して一件落着。貨車は特に問題ないはすだが、一度は箱から出して転がりを確認してみよう。




0番3線式、近鉄擬きの電車の製作(足回りはこんなもん)

暦の上ではもう秋になり、このところ最高気温は35度を下回っている。来週はJAMだし、その次の週末は白河の大統寺での修行(運転会)がある。18きっぷで銚子電鉄にも行きたいけど、11月までに原稿書きの仕事が3本ほど控えている。お仕事用の影武者、いないかな。

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8月1日、内径5mmの真鍮パイプをほぼ3mmに切る。ヤンキーバイスに挟み、糸鋸で少しずつ回しながら切るのだが、このくらいの直径ならほぼ均一の幅に切れる。

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できあがったスペーサーは右に挟み、もともと右に付いていた1mmほどのスペーサーは左に移す。まだモーター軸と台車のセンターピンは少しずれているが、この程度なら運転に支障はないはずだ。

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上から見ても大きな偏りはない。

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床板に取り付けてレールに乗せてみる。まぁよかろう。

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カーブではどうだろうか。こちら側は問題なし。

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反対向きはギリギリだが、実際にはこれほどの急カーブは走らないから車体に当たる心配はない。走行音もだいぶ静かになった。足回りの整備はひとまず完了とする。車体は仕事の合間を見ながら少しずつ手を付けよう。


0番3線式、近鉄擬きの電車の製作(足回りの騒音軽減)

いいたくないけど毎日暑い!。我が家の居間兼寝室のクーラーは、梅雨明け前から連続運転が当たり前になっている。もともとのクーラーは2001年製でとても夏を乗り切れそうになかったから、昨年5月に解体前の旧居で使っていたクーラーに取り換えてもらった。これは2011年製だけどまだしばらくは使えそうな状態で、昨年の夏はなんとか乗り切ってくれた。新居に移れるのは10月いっぱいくらいの見込みだが、この調子ならあと2月は頑張ってくれそうだ。

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外出が家の周りの散歩くらいだから外ネタはなく、ブログは相変わらずの工作日記で回数を稼ぐ。コレクターの取り付けベースは一回り大きくして、ネジ止めできるようにした。

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カーブでの接触状態。当たる所が中心から少しズレるから、平均して摩耗するようになる。

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センターピンにフラ付き防止のための押さえバネを入れた。コンテナ貨車の台車で採用したのと同じ構造で、枕梁に合わせて幅が少し狭い。

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動力台車にも取り付け。フラ付き防止だけでなく、集電も安定する。

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エンドレスを敷いて連続運転を行う。ギュルギュル音は床板が共振しているのも一因のようで、車体を乗せてネジ止めすれば少しは静かになるかも知れない。

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床板に接するスペーサーをゴム板に取り換えてみた。

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上側もワッシャと床板の間に薄いゴム板を挟む。結果は劇的にというほどの変化はなく、まぁ少しは静かになったかなというくらい。

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まだ規則的なワウが出るので、念のためウォームを取り換えたら少しは改善された。ウォームホィールとの相性が悪かったのか。モーターが新品ではなく、空回ししても軽くカリカリ音が出るから、騒音軽減はこのあたりが限界だろう。

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この状態ではモーターが車体に当たる。実際にはここまでの急カーブを走らせることはないと思うが、放ってはおけない。これはインサイドギアが少し片側に寄っているからで、車軸にスペーサーを入れて修正してみよう。


 
 

0番3線式、近鉄擬きの電車(JAMには間に合わないだろう)

猛暑日が続く中、先週の水曜(24日)頃から夏風邪に罹ったようだ。時々咳が出るくらいで、喉も痛いというほどではなく、鼻水も出ない。25日は全身がダルく、頭がぼうっとしていた。恐らく熱も38度近くあったと思う(計らなかったけど)。最悪、コロナかと覚悟を決めたが、幸いそれ以上は悪くならず、感冒薬と咳止めを飲んで27日にはほぼ普通の状態に戻った。そんな状態だからここ数日は外に出で電車にも乗ることもなく、自宅で模型の電車をいじくっている。

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床板に台車を取り付けたから、仮配線をして動くようにしてみた。

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MTHの直線を5本つないで試運転。プラ道床を板張りの床に敷いているからかなり音は響く。畳の上ならだいぶ静かになるはずだ。前進後進でスピードの差はほとんどないが、片方向で止まる寸前にギュルギュルといやな音が出るのが気になる。

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コレクターは台車ではなく床板に取り付ける。この方が台車の枕梁に細工をする手間が省けるし、
もうひとつの理由もある。コレクターの摺動面は0.5mmの真鍮板で補強、取り付けベースは両面テープで仮固定しているだけ。

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コレクターを台車に取り付けるとカーブでもサードレールに当たる位置は変わらないので、同じ場所が摩耗してしまう。床板に固定して接触面をセンターピンから少しずらしておけば、カーブではトラッキングエラーの分だけ当たる位置がずれるから、多少なりとも段付き摩耗を防げることになる。

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ギアの噛合い調整のため、ベンチテストができる台を作った(塗装用の台として使ったものの流用)。

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ギア、軸受けにはたっぷり油が回っていて、ウォームギアの噛合いも適度なガタを持たせているが、たまに起動が渋くなる時がある。モーター軸に偏芯があるようにはみえない。ウォームホィールの位置を僅かずつずらし、一番よいと思われる位置を探る。前進後進でのスピード差は殆どなくなり、片方向の止まる時のギュルギュルもだいぶ目立たなくなってきた。モーターのブラシ圧力が強すぎな感じなので、バネを少し切って調整。一般的には合格点のレベルだが、個人的にはもう少しなんとかしたいところで、あと数日は試行錯誤が続くだろう。


0番3線式、近鉄擬きの電車の製作(道具の手入れなど)

詐欺メールはまだ1日1回、着信している。以前の100万円支援しますというやつもそうだったが、反応がなくても1週間くらいはお誘いメールを送ることがマニュアル化されているのかも知れない。
さて、カレンダーを見ればJAMまでひと月を切った。それまでに近鉄擬きの電車が完成するかどうかはかなり微妙といえる。

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暑いなか、一番働いてくれている100Wのハンダ鏝だが、ステンレス用フラックスを使っていると腐食が早い。黒くバリバリになった部分をヤスリで叩き落とすとこんな状態になっている。

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そのままでは先端まで熱が十分に回らないので、くびれた部分から先を切り取る。

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単目のヤスリでゴリゴリ削る。これはまだ整形途中で、さらに左右の角度などを調整する。

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ハンダメッキをすればできあがり。鏝先が短くなったのでそのままでは温度が上がりすぎるから、スライダックで90Vくらいに調節して使う。フラックスを付けた時にチュン と軽く余韻が残るようなら適温、ビシッとなるのは温度が上がりすぎでハンダを弾いてしまう。金属工作のベテランには釈迦に説法だけど。

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車体の工作は一休みして、台車と床板を合わせてみる。付属していた床板は5mm厚で反りや歪みはないからそのまま使う。動力台車側はモーターの当たりを逃げる最小限の穴をあけた。枕梁の厚みは3mmでよさそうなので、動力台車用は1mm板に1.2mmの角線で補強したもの、付随台車はコンテナ貨車で作った余り物を活用し、2mmのスペーサーを入れて高さを調節している。久しぶりに真鍮板同士のハンダ付けは、こんなにも楽だったのかということを実感した。

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仮取付け。バネが最大限に撓んでもフランジが床板に当たらないことを確認した。

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写真の右側のビスがほぼ車軸の真下に来るが、首を振らせればなんとかドライバーを使える。枕梁にネジを切り、上から止めるようにしてもよかったのだが、車体を外さないと作業ができないのは同じだからこのままでよしとする。


プロフィール

モハメイドペーパー

1946(昭和21)年1月生まれ、男、AB型。中央線(JR)の沿線に生息しているので、鉄道は複線で電化され、電車が頻繁に走るものと認識している。鉄道関係のライターが本職となり、現在も細々ながら現役。趣味はカメラいじりと模型製作。

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