モハメイドペーパーの      何が出てくるか 2.2

かなり「鉄」分が多めの内容になっています。 バックナンバーはこちらから http://jorc.livedoor.blog/   http://jorctk.cocolog-nifty.com/

東急電鉄

世田谷美術館、東急暮らしと街の文化展

世田谷美術館で開催されている「東急暮らしと街の文化」展、もうブログ仲間の何人かに紹介され、二番煎じどころか出涸らしになって今さらの感はあるけど、21日に行ってみた。

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美術館は環八沿いの砧公園内にあり、小田急や東急田園都市線の駅からは微妙に遠い。私は小田急利用が楽なので、千歳船橋から歩くことにした。地図で見た限りでは30分くらいで行けるだろう。

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環八に出た所で「すみれば自然庭園」が目についた。こういう公園は無視できないのでちょっと寄り道していく。

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そんなに広くはなく、元は個人のお屋敷だったような感じ。

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その向かい側にある建物は葬儀場のメモリードホール。南に向かって歩くと外車のディーラーが軒を並べている。

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右手に見えるのはNHK技術研究所。小学校の低学年の頃、父親にくっついて5月の一般公開にいった覚えがある。当時はせいぜい3階建てくらいの建物だった。

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世田谷通りと交差する所が三本杉陸橋。交通情報でよく耳にする地名だ。

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駅から30分くらいで砧公園の端っこに到着。

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手前に清掃工場、世田谷市場があり、美術館は赤丸の位置になる。

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初めてだけどすでに見慣れた感じの看板があった。入口は右で、バックの建物は世田谷市場になる。シニア料金1200円を払って入館。

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回廊部分に置かれた台車の模型。個人的にはこれが一番見たかった。住友金属のKS33は小田急でも使っているけど、東急では枕バネをオイルダンパー付きのコイルバネに改造している。

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5000系用のTS301。

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直角カルダンの構造がよくわかる。横梁には天賞堂の銘板が付いていた。

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7000系のPⅢ台車。こんなのをしつこく撮影しているのは私だけだった。

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平日の昼間にしては人が多い気がする。

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開業時の目黒駅。この時代からデトはいたのか。

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地平時代の蒲田駅。昭和41年に撮影した時もまだ地平だったはずだが覚えがない。

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溝の口は長津田延長開業の当日なのか。駅に併設のストアは東急ストアではなく東光ストアだった。地元の高円寺にもあったな。

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帰りはタイミングよくバスで千歳船橋に戻った。乗車時間は10分足らず。

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千歳船橋~田園調布間の園01系統は1時間に2~3本の運転だからそこそこ使える。高架下の箱根そばで腹を満たしてこの日は帰宅。

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22日は綱島へ。写真展会場のミズキーホールは新綱島スクエア4階にあり、新綱島駅に直結しているから非常に便利だ。OER3001さまの名前を出したのでVIP待遇になり、古典蒸機のカードのフルセットをいただいた。メインで使っているカメラはゼンザブロニカS2だそうで、高校からの同級生が親を口説き落として買ってもらい、それを何度か操作したことがある。シャッターを切るとガシャーンと大きな音がして、絶対に隠し撮りはできないカメラだった。

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4階のエスカレーター脇からの眺めがなかなかよい。左奥で新幹線が鶴見川を渡っているが、コンクリート橋なので窓から下は見えない。

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すぐ手前には曰くありげな家。重機がいるけど解体するのではなさそう。近くで様子を見たかったけど、午後に予定があるので今日のところは引き上げる。

月刊誌の鉄道ジャーナルが4月発売号で休刊(実質的な廃刊)となるそうだ。よくも悪くも編集長の竹島さんの個性が出まくりで、臍曲がりの私は竹島信者にはなれなかった。



 



新春特別企画、東急電鉄のしぶそば14店、一挙公開

月刊誌「とれいん」1月号の東急電鉄特集で私が書いた記事の中で、「しぶそば」についても少し触れている。事前に調べたところ「しぶそば」は15店あり、1店だけは東急の沿線から外れた池袋にある。ならば池袋を除いた14店の写真を撮影しようと思い立ち、昨年の11月13日に東急線ワンデーパスを使って「しぶそば」巡りを行った。

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東急線ワンデーパスは通年発売で780円。これは田園都市線の渋谷~中央林間を往復するのと同じ金額になる。この日は「しぶそば」だけでなく、記事中に出てくる駅の駅名標も撮影するため各線を乗り回したから完全にモトは取れている。

PB132553 中央林間
まずは遠い所からで中央林間。改札外で小田急との連絡通路にあり、客席は横方向に広い。数10m歩けば箱根そばもあるから味比べもできる。

PB132562 長津田
長津田も改札外でJRとの連絡通路上にある。間口が広く見えるが客席はそんなに広くない。

PB132567 青葉台
青葉台はホーム下のコンコース。

PB132572 市が尾
市が尾は改札外で、線路を横断する自由通路にある。

PB132581 あざみ野
あざみ野もホーム下。出入り口は右端になる。

PB132589 溝の口
溝の口もホーム下。狭いけど賑わっている。

PB132593 二子玉川
二子玉川、改札内の下りホーム寄りにある。客席は右側で割と広い。

PB132623 大井町
大井町は改札を出た高架下で、ちょっと目立ちにくい。ここと綱島は全てのメニューが他店より30円ほど高い。

PB132638 池上
池上は改札を出たコンコースにある。こぢんまりしているが、奥の窓際席からは池上線が見えるはず。

PB132644 蒲田
蒲田は池上線側の改札手前にあり、ホームの上でカウンターのみの立食いという駅そばの基本的なスタイルを維持している。

PB132649 多摩川
多摩川は東急多摩川線と東横線・目黒線の連絡階段途中にある。2024年4月の開店で、それ以前は梅もとが入っていた。この日はここで昼食とした。

PB132657 武蔵小杉
武蔵小杉、ホーム下のコンコースにあり、入口は狭いが客席は左方向にかなり広い。窓際からは駅前広場が見渡せる。以下の2店はこの日に回りきれず、2年ほど前の撮影になる。

P4125795 綱島
綱島、改札を出で右の高架下にある。2年ほど前に定食を始めたがあまり人気がなかったようで、現在はメニューから外されている。2階席があるのはここだけ。

P3192662 菊名
菊名、一度閉店して数年前に復活した。ホームから上がった改札階にある。

ということで線区別に見ると田園都市線が7店で最も多く、次が東横線の4店。目黒線は東横線との重複区間を除くと1店もない。



大橋の天空庭園

大橋というだけでは「どこの大橋?」と突っ込まれそうだけど、クルマに乗っている人なら、首都高の大橋ジャンクションが頭に浮かぶだろう。私の場合は玉電で渋谷から二つ目の電停で車庫のある所、なのだが、その玉電が廃止されたのは昭和44(1969)年だからもう55年前のこと。大橋ジャンクションはその車庫の跡に位置していて、その上が庭園になっているという話を聞き、どんなものなのかと見に行ってきた。

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田園都市線の池尻大橋で下車して地上に出たところ。道路は246号で右奥が渋谷方面になる。

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上の画面に見えていた横断橋に上がる。

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ここが目黒天空庭園の入口。旧山手通りから目黒川を渡った少し先までは目黒区なのだ。

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陽の当たらない場所だが、ミニ庭園風になっている。

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ループの下を潜り、陽の当たる場所に出る。

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葡萄棚のようだけど、ほとんど実っていない。これで収穫祭ができるのだろうか。

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ここがジャンクションのループの上とは思えない。反時計回りに上るがそれほどきつい勾配には感じない。

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東屋もある。

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だいぶ高くなってきた。これは北の方向。

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西方向。それにしてもこれだけの土を入れるのは大変だったと思う。

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ほぼ一周して最高所に到達。この奥は自然環境維持のためとかで入れない。

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東側に建っているクロスエアタワーの9階と同じ高さ。このフロアには図書館などが入っている。

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ぐるっと回るから方向感覚が狂ってくる。東側はビルがあるので展望は利かない。

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実写だと位置関係がよくわかる。

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首都高へのアプローチ部分。クルマで通過すると高さの感覚がわからない。

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クロスエアタワーの回廊から南方向。

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東方向、左が渋谷のビル群、煙突は山手線の線路脇にある清掃工場。こうして見ると東京タワーも結構存在感がある。

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地上に降りて目黒川沿いに歩く。

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こんな案内板があった。玉電の電停をイメージしたモニュメントがあるらしい。

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クロスエアタワーの南側にあったけど、説明板もなくて、玉電を知らない人には単なる出っ張りと意味不明の2本線にしか見えないだろう。

PB112919 69-04 上通~大橋
ひととおり見終わったところで、昔の写真を引っ張り出して玉電を偲んでみよう。朝方は渋谷に向かう電車が数珠つなぎになっていた。ナショナルの看板があるビルの右にある上目黒氷川神社は玉電を眺める絶好の展望台だった。

66-03 大橋 氷川神社から P6301728
その神社から渋谷方向を見たところ。この時代は邪魔物がなかった。

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上目黒氷川神社は現在も同じ位置にある。

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急な階段を上る。

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今は東側にマンションが建ち、見晴らしは限られる。

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大橋の電停。車庫は右手奥になる。

PB123004 69-04-20 大橋
廃止を1月後に控えた昭和44年4月で、すでに一部のレールが撤去され、この年の6月から営業開始となる東名急行のバスが待機していた。


   
 

南町田グランベリーパーク

 何の捻りもない、そのまんまのタイトルです。シグ鉄さんからの頂き物に東急電鉄の株主優待乗車券が2枚ありまして、有効期限が迫ってきた5月26日に田園都市線を乗り潰しました。終点の中央林間で降りても特にこれといった見所もないのでそのまま折り返し、下車したのは2駅目の南町田グランベリーパーク。この駅は1976(昭和51)年10月15日のすずかけ台~つきみ野間延長の時に南町田として開業。その後、商業施設のグランベリーパークが2019(令和元)年11月13日に開業したのに先立ち、同年10月1日に南町田グランベリーパークに改称されています。

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田園都市線は最初の開業である長津田から先はほとんど乗る機会もなく、なにやら長い駅名に変わったらしいとい認識はあるものの、下車するのは初めてです。駅名からしてここは東京都町田市鶴間。長年都民やっていても、多摩川を越えた先が東京都というのはいまひとつピンと来ません。

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車両は東急と東武がほぼ半々、それに時々メトロ車が混じるという感じ。

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線路を跨ぐ改札階も大屋根の下にある。JRの大阪駅と同じような作りで、見た目はいいけど風は吹き抜けだから居住性に問題ありと思う。下りホーム(右側、中央林間方面)はエスカレーター脇に広い階段があり、なにやら細工がしてあるようだ。

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下りホームに降りてみる。

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階段の垂直部分(蹴込み板)にLEDが仕組まれ、いろいろと模様が現れるらしい。これはグランベリーパークの文字。

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東急電鉄のイメージキャラクター「のるるん」。

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文字はスクロールされてデザインも変化する。

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静止画ではわかりにくいけど、蝶が飛んでいるところ。3本ほど電車を見送り、ほぼひととおり見終わった。ずっと立ち止まり、物珍しそうにカメラを構えているのは私だけだった。

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東側の自由通路に出る中央改札。西には丹沢の山が見える。

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南側の改札はグランベリーパークに直結。

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左の茶色部分が商業施設。右は低い位置で自然を生かした広場になっている。

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低層の建物が回廊で結ばれたような作りで、平日の昼間でも結構人通りは多い。

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自然の地形に合わせ、公園部分は低い位置にある。

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木陰で一休み。このあたりはグランベリーパークができる前から鶴間公園として存在していたらしい。

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子供向けの施設もある。

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自然観察もできる。

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電車が見える場所もあるけど、撮影向きとはいえない。

鶴間といったら小田急江ノ島線にある駅と認識していたから、町田市にも同じ地名があるのは意外な気もする。地図で確認すると、町田市は鶴間1~8丁目まで、大和市は鶴間1・2丁目のほか、下鶴間1・2丁目、西鶴間1~8丁目がある。町田市自体も神奈川県と間違えられることもあるくらいだから、郵便屋泣かせの地域なのかも知れない。

アジサイを絡めて撮る

 電車とアジサイの組合わせは箱根登山鉄道が有名で、お手軽にすますなら京王電鉄井の頭線にお薦めのスポットが点在する。すでに赤影さまOER3001さまのブログでアップされているから二番煎じどころか三番煎じになるけど、梅雨の晴れ間となった本日(13日)、ちょっと出かけてみた。

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吉祥寺から各停の先頭に乗ってロケハンする。

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よく見ればホームドアもアジサイをアピールしている。

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高井戸~浜田山間がよさそうだったので浜田山で降り、高井戸寄りに少し戻る。改札口は地下で、片側(渋谷方面)にしか出られない。

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5分ほど歩いて浜田山4号踏切に到着。途中でカメラと大きめな脚立を担いだオジサンと擦れ違った。

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踏切からの1枚目は見事に被られた。ここは擦れ違いが多く、2本に1本くらいは被られる。

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このあたりがよさそう。この先に動画を撮っている先客が1人いた。結局、赤影さま、OER3001さまと同じ場所になってしまったけど、撮り方で少しは変化をつけられるだろうか。これはちょっとシャッター切るのが遅く、電車が目立ち過ぎる。

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次もまた被られた。かといって花優先だから場所を変えるわけにはいかない。

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こんなもんかな。

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10分くらいのうちに同業者が増えてきた。私が構えたのはリュックが置いてあるあたり。

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少し下がって手前にピンクの花を入れてみる。

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最後は踏切から。距離が近いからシャッタータイミングはむずかしい。

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花は小さくなるけど、こちらの方が無難な構図だろう。

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一番有名な東松原に行ってみる。渋谷方面側は夜にライトアップされるようだが、すでに花の盛りは過ぎていた。

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反対側にも花はあるけど、絵としてはまとめにくい。

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明大前寄りは無精してホームから望遠で引きつける。まぁまぁかな。

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まだ時間があるから東急世田谷線も覗いてみる。乗った編成が京王110周年のマーク付きだったので、後追いで1枚撮っておく。

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下高井戸のすぐ手前。タチアオイが見頃だった。駅の手前で減速しているから撮りやすい。

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東松原~山下間。これは緑化軌道ではなく、草取りをサボっているだけだな。それにしても雑草(という草はないのだが、名前がわからない)の生命力は凄い。

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タチアオイはあちこちに生えている。このくらいでも工夫次第では群生しているように見せられる。

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電車はゆっくりでもカメラとの距離が短いから、後追いでタイミングを合わせるのはそれなりにコツがいる。

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この方が撮りやすいし、構図も無理がないと思う。赤影さんのレポートによれば、山下の先でアジサイを絡めて撮れる場所があるらしいけど、暑かったので豪徳寺から小田急に乗って帰宅した。
プロフィール

モハメイドペーパー

1946(昭和21)年1月生まれ、男、AB型。中央線(JR)の沿線に生息しているので、鉄道は複線で電化され、電車が頻繁に走るものと認識している。鉄道関係のライターが本職となり、現在も細々ながら現役。趣味はカメラいじりと模型製作。

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