モハメイドペーパーの      何が出てくるか 2.2

かなり「鉄」分が多めの内容になっています。 バックナンバーはこちらから http://jorc.livedoor.blog/   http://jorctk.cocolog-nifty.com/

小田急電鉄

行ってきました、ロマンスカーミュージアム(その2・完)

展示車両を見終わったら2階に上がる。このフロアは小田急沿線の見所を凝縮したジオラマパークが大半を占めている。鉄道模型の世界でジオラマという表現の是非はさておき、ここに限っては圧倒的なストラクチャーが主役と考えられるから、個人的にはまぁいいんじゃないかなと思う。

PA236865
中に入った時は夜のシーンだった。カメラ任せにするとかなり明るく写る。

PA236866
実際にはこのくらいの感じだ。右端が新宿で「つ」の字型に広がり、左端が箱根湯本、真ん中当たりの出っ張りが江ノ島と鎌倉になる。

PA236789
新宿駅西口広場の夜景。写真は少し青が強めになっている。

PA236825
2層の新宿駅。現在、小田急百貨店の建物はなくなっているが、ジオラマはしばらくこのままだろう。

PA236826
南口の甲州街道をアンダークロスする部分。

PA236846
代々木上原の手前、地下鉄千代田線が合流する部分のようだが、真ん中の線路2本はダミーなので地下鉄直通列車は走らない(走れない)。

PA236856
8000形フラワートトレインの併結。線路と道路の間にある謎の空間は何なのか。

PA236857
下を世田谷線が走るから豪徳寺あたりだが駅は省略。車両は4000形と1800形の併結で、4000形が小田原寄りになっているのは特別な意図を感じる。左端は成城学園前なのだろう。

PA236834
多摩川を渡る。アンダークロスする複線は南武線というところか。車両は2200系の通称「ぶつ8」で新宿寄り(右側)4両が2220形、小田原寄り4両が2200形というのも芸が細かい。

PA236836
右が町田で、下の横浜線はウグイス色の103系。左は海老名、手前は鎌倉で半島状に突出た江ノ島に続いている。車両は1600形+1700形の通勤急行で、この編成が突っ込み所満載なのだ。

PA236821
片瀬江ノ島で車両は旧塗色の1800形。ホームの反対側にEXEの4連が停車している。奥にスイッチバックの藤沢があるがビルに隠れてよく見えない。左上に見えているデルタ線を通って町田までの折返し運転で、藤沢には入らない。

PA236850
半島部から見た海老名の遠景。左手前が片瀬江ノ島でEXEがちらっと見える。

PA236816
相模川を渡り海老名に到着する通勤急行。相模川沿いの相模線はまだ非電化でキハ35が走る。

PA236815
左の建物が本厚木になるが、ここから御殿場線への連絡線が分岐している。

PA236819
酒匂川で擦れ違うVSEとGSE。オーバークロスしているのは御殿場線で、右にカーブしているのが小田急との連絡線。新松田の駅は思いっ切りよく省略されている。左が小田原で高架は新幹線なのだが、この日はVSEが走っていた。

PA236812
箱根湯本。真ん中あたりの国道上では箱根駅伝が再現されている。車両は自動運転だが新宿、箱根湯本とも通抜けで、個々の列車は上りか下りの一方向しか走らない。レイアウトの裏を回ってエンドレスになっているようで、箱根湯本に到着した列車は数分後に新宿から下って来る。

PA236836A
ここで先ほどの1600+1700の編成をいろいろと検証してみよう。画面右が新宿だから1600形は奇数車号となる。そして2両目のクハの台車に注目。本来ならTR14なのだがこれはどう見てもイコライザー式ではない。小田急マニアなら先刻承知、空気バネ台車付きの1651なのだ。

PA236822
続く茶色の4連は1700形の1705編成。前面2枚窓だった3次車を一般車の4連に改造し、さらに更新で前面が貫通式になった頃の姿を再現している。ならばパンタはどうよと写真を拡大してみると、しっかり横型碍子の三菱S-710Cになっている。

PA236851
小田急マニアなら見逃せないのはサハの違い。右が特急時代に20m車体だったのを17m級に縮めた1755、左は4連化のために新製した1756で、パッと見にはベンチレーターが違うのがわかる。さらに突き詰めれば後者は全長がやや短く、それは車端の小窓の幅に現れている。もうひとつは台車でオリジナルはゲルリッツ式のFS108、増備車はOK17という違いがある。FS108はDT21で代用されているが、OK17はそれらしい形になっているのが泣かせてくれるではないか。さらにこの編成だけはサウンド付きで、走り出せば吊掛モーターらしい音が聞こえてくる。
もうひとつ、前出の4000+1800の編成も実際には小田原寄りから1800+4000という連結順序だった。この編成で中間のクハが浮上がって脱線する事故が起こったので両者の併結は中止、4000形のパイオニア台車は軸バネ式に取替えとなった。原因は力行特性の違いによるもので、素人考えでも連結順序を入換えれば(4000形を小田原寄り)解決したのではと思う。このレイアウトの車両担当者も恐らく同じ考えから、敢えて実物とは違う編成を組ませたのではないだろうか。いずれにせよ模型でこういう編成を再現することを考えた担当者は只者ではない。お前ら、わかるかな、わかんねぇだろうなという挑戦のメッセージが込められている、と深読みするのは私くらいか。

PA236847
車両以外の突っ込み所は2層になっている新宿と下北沢の処理。右側2線が新宿の地上ホームからの急行線で、このまま緩行線の下に潜って下北沢の急行線ホームに続いている。この部分は左のビルで隠すようになっていて、かなり意地悪くカメラを突出して撮影した。

PA236840
8000形のフラワートレインが走っていたのとほぼ同じアングルで、堀割のような空間をMSEが新宿に向かう。昼間のシーンでは目立たないが、夜景では室内灯の光が漏れて存在がわかる。

以上は現場ですべて気付いたわけではなく、取込んだ画像を拡大して初めて気付いた部分もある。走っている車両は日によって入れ替わりもあるだろうから、少なくとももう一度は行ってみる必要がありそうだ。




行ってきました、ロマンスカーミュージアム(その1)

もう1週間ほど前になる10月23日、意を決して(そんな大袈裟なことではないが)新宿から小田急の小田原行き快速急行に乗った。

PA236721
45分ほどで海老名に到着。といえば行き先は・・・。

PA236724
ロマンスカーミュージアム。オレンジ色で丸と三角が組み合わさったみたいなのがシンボルマークらしいけど、もう少し目立つイラストなんかがあってもよいのではと思う。

PA236729
改札を出て北側に少し歩くと、こんな自販機が並んでいた。左からSE、NSE、LSEなのは今さらいうまでもない。

PA236727
その裏側、なんと連結面になっている。

PA236730
入口はなんとも素っ気ない。本当にここでいいのかと疑ってしまった。

PA236731
もう4年目なのだ。開館当初はコロナの影響もあってWebで申し込まないと入館できず、ついつい足が遠のいてしまった。

PA236733
チケット(大人900円)を買って入館。まずは車両を展示している1階に降りると、最初に目に入るのがこれ。ガラスケースの中の模型はOER3001様の作品だ。

PA236735
歌詞に「いっそ小田急で逃げましょか」の一節がある東京行進曲のレコード。よく発掘したものだ。犬のマークのビクターレーベルが懐かしい。

PA236737
ロマンスカーではないけど、小田原線開業時に近郊用として新製されたモハ1形も保存されている。場所はギリギリ一杯で、欲をいえばもう少し余裕を持って床下も見られるようにして欲しい。

PA236862
車内。一度だけ乗ったことがあるけど、昔の電車はみな吊り手が長かった。

PA236863
運転台。椅子が木の板1枚で、ないよりまし、というところか。

PA236743
歴代3形式の並び。やはりロマンスカーといったらこの色なのだ。

PA236744
企画展は御殿場線直通運転で、関連する形式の模型が展示されている。

PA236748
SEの模型はOゲージくらいのサイズで、客室や運転室が見えるよう、一部がカットされている。

PA236749
これは大宮のてっぱく所有で特別に展示されている。先頭から三つ目の台車だからモーター付きのはず、というのは追求しない。

PA236751
制限付きだが車内にも入れる。これはSEで、非冷房時代には天井にファンデリアが並んでいた。

PA236753
電動台車の連接部にはモーター点検蓋がある。

PA236757
NSEの車内。屋根上にクーラーを増設してダクトを通したから照明が2列になっているが、原型は幅の広い光天井だった。

PA236760
HiSEは1両だけ。

PA236763
展望室。私は一番縁の薄かった形式で、自腹を切って乗った記憶がほとんどない。

PA236767
連結面が見られるのは貴重だ。

PA236770
こんな所を熱心に撮影しているのは私くらいだった。

PA236771
RSEは先頭車と2階建て車の2両。左側が窓なので露出が難しい。天井のスポットライトもめりはりを付ける演出なのだろうけど、写り込みが多くて苦労する。

PA236775
2階建ての2階はグリーン車相当のスーパーシート。これは自腹で乗ったことがない。

PA236784
普通車。かなりおとなしい色使いになっている。

PA236780
運転台も間近で見られる。以上で展示車両を見終わり、2階に戻る(その2に続く)。


本日(31日)の小田急

ここ数日、ノロノロ台風のお陰で九州から関東までは雨が続き、台風からは遠い首都圏でも被害が出ている。ニュースは新幹線の運休を大々的に報じているが、小田急も東海大学前~秦野間で線路の盛り土が崩れたため、伊勢原~秦野間が運休になっている。このため特急ロマンスカーは終日運休だが、急行はどうなっているのかが気になるところ。わからなければ自分の目で確かめるのが一番と、14時過ぎに新宿までいってみた。

P8310307
中央通路の乗り換え改札口にある掲示板。細かい字なので近づかないと読めない。

P8310308
デジタルサイネージの方がわかりやすい。

P8310309
発車案内を見ると、快速急行と各停に伊勢原行きがある。

P8310311
まずは地下ホームから見てみよう。各停の伊勢原行きは時間帯により定期列車でも運転されている。それにしても9番線しか使わないのか。

P8310310
発車案内には8両とあるが、10連の5000形だった。

P8310313
側面の表示。

P8310332
急行が発着する地上ホーム。21分発の本線快速急行は運休のようだ。

P8310329
こちらも5000形。快速急行の表示は-1段補正でやっと文字が見えるようになった。

P8310336
取り敢えず代々木上原まで乗ってみる。

P8310338
OER3001さまもボヤいていたけど、前面が傾斜している車体は写り込みが多くて撮りにくい。

P8310339
側面の表示も撮る。

P8310341
15:06頃に東林間で人身事故が発生し、次の藤沢行き快速急行は町田行きに変更。表示はすぐ変わったが、到着した列車はまだ藤沢行きのままだった。

P8310343
早速表示が出る。

P8310345
相模大野~大和間も運転見合せ。踏んだり蹴ったりで現場は大変だろう。このあと、運転再開は16:50頃の見込みという表示が出てきた。

P8310349
15:35発はしっかり町田行きになっていた。しかし、町田で新宿方向へ折り返すのは結構手間がかかると思う。

P8310352
快速急行は行き先が伊勢原になっても、新松田から急行にかわるという注意書きが出ている。こちらは簡単に変更できないらしい。大体の運転状況がわかったので、そろそろ引きあげよう。


最近の小田急は・・・

高校、大学の通学ルートだったので、小田急は私にとって一番馴染み深い私鉄といえる。アイボリーにブルー帯の塗色になったのはつい最近の気がするが、今や2色塗りで残る最後の形式となった8000形も廃車が進んでいる。お別れ運転で大騒ぎにならないうち、当たり前の状態を撮っておこうと思い、2日連続で喜多見のホーム端からカメラを構えた。

P6149506
6月14日、半端な時間ができたので定期巡回でもと乗ったところ、経堂の留置線にこんなのが止まっていた。「もころん」というのは小田急のユルキャラみたいなものらしい。前面は青くすればこちらの方がドラえもんに似ているかも。

P6199512
6月19日、もころん目当てではなく、喜多見でカメラを構える。お決まりの構図になるけど、午前中はここが一番撮りやすい。10連の1000形は7本在籍し、1092編成は最近検査明けで出場しているから車体も綺麗だ。

64-11-23 1600+1900 P5083315
昭和39年11月、8連運転が開始されたダイヤ改正初日に撮影。新宿に一番近くて開けた場所が喜多見の狛江寄りで、いかにも都下という雰囲気だった。

P6199515
3000形の10連。90番代5本は元6連、80番代7本は元8連からの改造になる。

P6199517
5000形の各停。まだ4000形より本数は少ないが、自社線内専用だからよく見かける。

P6169509

P6169510
5000形の車内標記。もはやメーカーズプレートとはいい難いし、車号も重みに欠ける。廃車の時に切売りしても二束三文だろう。

P6199518
レンジファインダーのカメラだった頃は、こういうコマを量産していた。このカットは背後から下り列車が迫ってきて、ズームで引寄せずにそのままシャッターを切ったため。

P6199520
5000形のLED表示はタイミングが悪いと何も写らない。

P6199521
4000形は16本いるのだが、2時間弱で2本しか出会わなかった。JR~地下鉄線内で折返したり、北綾瀬で昼寝している編成もいるからだろう。

P6199525
東京地下鉄16000系、このLEDは1/1000秒くらいでもほとんど切れない優れものだ。

P6199528
EXEαの10連。やはり前面には列車名表示が欲しい。

P6199531
30分ほど待ってやっと8000形が来た。スマホ顔のデザインはこれが元祖だと思う。

P6199533
3000形10連の各停。あとで確認したら、8連の3000系が1枚も写っていなかった。意識して避けたわけではないのだが。今でも小田急ファンからはボロクソにいわれるけど、冷静に見ればそんなに悪い車両ではないと思う。

P6199535
JRのE233系2000番代も撮っておく。これはフロントガラスが綺麗な方だ。LEDは走査線が横方向に走るタイプ。

P6199536
8000は全て撮る。

P6199537
60000形はMSEでよかったかな。この貫通形前面はどうも好きになれない。

P6199538
8連で各停専用の2000形。前面の車号がクロームメッキなのでほとんど読めない。1000形と区別するためなのだろうけど。

P6199541
8000形が入れ食い状態になってきた。

P6199546
4000形、このLEDは縦に切れる。

P6199551
12時を回り、前面に陽が回らなくなってきた頃、やっとお目当てが現れた。数日前からネットに8000形+3000形の目撃情報があり、8000形の廃車が進んでいることから、しばらくはこういう併結編成が出現する可能性が多くなりそうだ。

P6199552
後追いもしっかり写す。3000形の6連は併結で急行運用に入らない限り、新宿~町田間に出てくることはない。

P6199558
併結編成の戻りをと撮ろうと梅ヶ丘で待構えていたら、別の編成が来た。3000形は4本しかいないワイドドア車ではないか。喜多見でもう少し待っていればよかったかな、というのは後の祭り。

P6209562
6月20日、懲りずにもう一度喜多見に出かける。ちょっと雲が多いが、まぁなんとか撮れる。16000系はトップナンバーが来た。

P6209566
併結編成は昨日と組合わせが変わっていなければ、3000形はワイドドア車のはず。

P6209571
1000形と3000形の併結。10連は1000形4連+8000形6連という組合わせも考えられる。

P6209574
EXEαの6連。この顔の方がMSEより安定感があると思う。

P6209582
上りホームに長玉を付けた同業者が現れたので、もしかしたらアレかと思ったら予感が的中した。

P6209583
5両ずつ色が反転しているから、後追いも撮る。

P6209585
そろそろ引き上げるかと思った頃、1000形の4+4が来た。1000形の4連は7本あり、2本は箱根登山線内で使用するが、小田急線内では4連単独の列車はなく、このような8連か3000形、8000形の6連との併結になる。今のところ1000形4連+8000形6連の目撃例はなく、かなりハードルは高そう。なお、8000形は4連の新宿寄り電連を撤去しているから、4+4の8連は組めない。

P6209586
2本だけ残るEXEの未更新編成。このままリニューアルされずに廃車となるのだろうか。

西武鉄道に小田急が乗入れ

トレインフェスタ最終日の19日、小田急電鉄から西武鉄道に譲渡される車両の第一陣が新松田から沼津を経由して川崎貨物まで、翌20日には武蔵野線から新秋津を通って西武鉄道の小手指車両基地まで甲種輸送された。その後、基地内を走っている動画を見ると、本線のすぐ北側の線路に置かれているようで、これなら営業列車からの撮影もできそうだ。営業運転に出る時には塗色も変更されるだろうから、小田急色で西武の線路にいる姿は記録しておく必要がある(誰かに頼まれたわけではないけど)。

P5258989
本日(25日)は多少雲があるものの爽やかな晴天。行き掛けの駄賃に小川を覗いてみる。国分寺線の3本はすべて本来の6連で、編成を短縮した2077編成は小平~玉川上水間の運用に入っていた。

P5258998
所沢で飯能行きに乗換える。まずはロケハンかたがた1往復して、車椅子スペースからが撮りやすいことを確認。これは下りの2度目で、こういう時は迷わず連写モードを使う。

P5259005
狭山ヶ丘で上りを待っていたらこんなのが来た。急行なのに8連で混んでいるし、車椅子スペースがないから見送る。

P5259009
上りの2度目は車椅子スペースにヘビーカーが止まっていたので、ドアから撮る。なんとか1両まるまる写った。小田急のロゴもついている状態が撮れたからよしとしよう。

P5259011
この日はパンタが降りたままだが、通電してこの線路をゆっくり動いていた日もあったようだ。なお、歴史を辿れば私が所沢に住んでいた1975(昭和50)年に、小田急の2100形が所沢工場に入場したことがあった。三岐鉄道に向けての改造で、まだ小田急色のまま留置されているのを塀の隙間から撮影している。



プロフィール

モハメイドペーパー

1946(昭和21)年1月生まれ、男、AB型。中央線(JR)の沿線に生息しているので、鉄道は複線で電化され、電車が頻繁に走るものと認識している。鉄道関係のライターが本職となり、現在も細々ながら現役。趣味はカメラいじりと模型製作。

ギャラリー
  • 2025年を振り返る(4~6月)
  • 2025年を振り返る(4~6月)
  • 2025年を振り返る(4~6月)
  • 2025年を振り返る(4~6月)
  • 2025年を振り返る(4~6月)
  • 2025年を振り返る(4~6月)
  • 2025年を振り返る(4~6月)
  • 2025年を振り返る(4~6月)
  • 2025年を振り返る(4~6月)
アクセスカウンター
  • 今日:
  • 昨日:
  • 累計:

最新コメント
QRコード
QRコード
  • ライブドアブログ