モハメイドペーパーの      何が出てくるか 2.2

かなり「鉄」分が多めの内容になっています。 バックナンバーはこちらから http://jorc.livedoor.blog/   http://jorctk.cocolog-nifty.com/

小田急電鉄

本日(31日)の小田急

ここ数日、ノロノロ台風のお陰で九州から関東までは雨が続き、台風からは遠い首都圏でも被害が出ている。ニュースは新幹線の運休を大々的に報じているが、小田急も東海大学前~秦野間で線路の盛り土が崩れたため、伊勢原~秦野間が運休になっている。このため特急ロマンスカーは終日運休だが、急行はどうなっているのかが気になるところ。わからなければ自分の目で確かめるのが一番と、14時過ぎに新宿までいってみた。

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中央通路の乗り換え改札口にある掲示板。細かい字なので近づかないと読めない。

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デジタルサイネージの方がわかりやすい。

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発車案内を見ると、快速急行と各停に伊勢原行きがある。

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まずは地下ホームから見てみよう。各停の伊勢原行きは時間帯により定期列車でも運転されている。それにしても9番線しか使わないのか。

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発車案内には8両とあるが、10連の5000形だった。

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側面の表示。

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急行が発着する地上ホーム。21分発の本線快速急行は運休のようだ。

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こちらも5000形。快速急行の表示は-1段補正でやっと文字が見えるようになった。

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取り敢えず代々木上原まで乗ってみる。

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OER3001さまもボヤいていたけど、前面が傾斜している車体は写り込みが多くて撮りにくい。

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側面の表示も撮る。

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15:06頃に東林間で人身事故が発生し、次の藤沢行き快速急行は町田行きに変更。表示はすぐ変わったが、到着した列車はまだ藤沢行きのままだった。

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早速表示が出る。

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相模大野~大和間も運転見合せ。踏んだり蹴ったりで現場は大変だろう。このあと、運転再開は16:50頃の見込みという表示が出てきた。

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15:35発はしっかり町田行きになっていた。しかし、町田で新宿方向へ折り返すのは結構手間がかかると思う。

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快速急行は行き先が伊勢原になっても、新松田から急行にかわるという注意書きが出ている。こちらは簡単に変更できないらしい。大体の運転状況がわかったので、そろそろ引きあげよう。


最近の小田急は・・・

高校、大学の通学ルートだったので、小田急は私にとって一番馴染み深い私鉄といえる。アイボリーにブルー帯の塗色になったのはつい最近の気がするが、今や2色塗りで残る最後の形式となった8000形も廃車が進んでいる。お別れ運転で大騒ぎにならないうち、当たり前の状態を撮っておこうと思い、2日連続で喜多見のホーム端からカメラを構えた。

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6月14日、半端な時間ができたので定期巡回でもと乗ったところ、経堂の留置線にこんなのが止まっていた。「もころん」というのは小田急のユルキャラみたいなものらしい。前面は青くすればこちらの方がドラえもんに似ているかも。

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6月19日、もころん目当てではなく、喜多見でカメラを構える。お決まりの構図になるけど、午前中はここが一番撮りやすい。10連の1000形は7本在籍し、1092編成は最近検査明けで出場しているから車体も綺麗だ。

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昭和39年11月、8連運転が開始されたダイヤ改正初日に撮影。新宿に一番近くて開けた場所が喜多見の狛江寄りで、いかにも都下という雰囲気だった。

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3000形の10連。90番代5本は元6連、80番代7本は元8連からの改造になる。

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5000形の各停。まだ4000形より本数は少ないが、自社線内専用だからよく見かける。

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5000形の車内標記。もはやメーカーズプレートとはいい難いし、車号も重みに欠ける。廃車の時に切売りしても二束三文だろう。

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レンジファインダーのカメラだった頃は、こういうコマを量産していた。このカットは背後から下り列車が迫ってきて、ズームで引寄せずにそのままシャッターを切ったため。

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5000形のLED表示はタイミングが悪いと何も写らない。

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4000形は16本いるのだが、2時間弱で2本しか出会わなかった。JR~地下鉄線内で折返したり、北綾瀬で昼寝している編成もいるからだろう。

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東京地下鉄16000系、このLEDは1/1000秒くらいでもほとんど切れない優れものだ。

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EXEαの10連。やはり前面には列車名表示が欲しい。

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30分ほど待ってやっと8000形が来た。スマホ顔のデザインはこれが元祖だと思う。

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3000形10連の各停。あとで確認したら、8連の3000系が1枚も写っていなかった。意識して避けたわけではないのだが。今でも小田急ファンからはボロクソにいわれるけど、冷静に見ればそんなに悪い車両ではないと思う。

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JRのE233系2000番代も撮っておく。これはフロントガラスが綺麗な方だ。LEDは走査線が横方向に走るタイプ。

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8000は全て撮る。

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60000形はMSEでよかったかな。この貫通形前面はどうも好きになれない。

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8連で各停専用の2000形。前面の車号がクロームメッキなのでほとんど読めない。1000形と区別するためなのだろうけど。

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8000形が入れ食い状態になってきた。

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4000形、このLEDは縦に切れる。

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12時を回り、前面に陽が回らなくなってきた頃、やっとお目当てが現れた。数日前からネットに8000形+3000形の目撃情報があり、8000形の廃車が進んでいることから、しばらくはこういう併結編成が出現する可能性が多くなりそうだ。

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後追いもしっかり写す。3000形の6連は併結で急行運用に入らない限り、新宿~町田間に出てくることはない。

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併結編成の戻りをと撮ろうと梅ヶ丘で待構えていたら、別の編成が来た。3000形は4本しかいないワイドドア車ではないか。喜多見でもう少し待っていればよかったかな、というのは後の祭り。

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6月20日、懲りずにもう一度喜多見に出かける。ちょっと雲が多いが、まぁなんとか撮れる。16000系はトップナンバーが来た。

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併結編成は昨日と組合わせが変わっていなければ、3000形はワイドドア車のはず。

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1000形と3000形の併結。10連は1000形4連+8000形6連という組合わせも考えられる。

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EXEαの6連。この顔の方がMSEより安定感があると思う。

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上りホームに長玉を付けた同業者が現れたので、もしかしたらアレかと思ったら予感が的中した。

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5両ずつ色が反転しているから、後追いも撮る。

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そろそろ引き上げるかと思った頃、1000形の4+4が来た。1000形の4連は7本あり、2本は箱根登山線内で使用するが、小田急線内では4連単独の列車はなく、このような8連か3000形、8000形の6連との併結になる。今のところ1000形4連+8000形6連の目撃例はなく、かなりハードルは高そう。なお、8000形は4連の新宿寄り電連を撤去しているから、4+4の8連は組めない。

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2本だけ残るEXEの未更新編成。このままリニューアルされずに廃車となるのだろうか。

西武鉄道に小田急が乗入れ

トレインフェスタ最終日の19日、小田急電鉄から西武鉄道に譲渡される車両の第一陣が新松田から沼津を経由して川崎貨物まで、翌20日には武蔵野線から新秋津を通って西武鉄道の小手指車両基地まで甲種輸送された。その後、基地内を走っている動画を見ると、本線のすぐ北側の線路に置かれているようで、これなら営業列車からの撮影もできそうだ。営業運転に出る時には塗色も変更されるだろうから、小田急色で西武の線路にいる姿は記録しておく必要がある(誰かに頼まれたわけではないけど)。

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本日(25日)は多少雲があるものの爽やかな晴天。行き掛けの駄賃に小川を覗いてみる。国分寺線の3本はすべて本来の6連で、編成を短縮した2077編成は小平~玉川上水間の運用に入っていた。

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所沢で飯能行きに乗換える。まずはロケハンかたがた1往復して、車椅子スペースからが撮りやすいことを確認。これは下りの2度目で、こういう時は迷わず連写モードを使う。

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狭山ヶ丘で上りを待っていたらこんなのが来た。急行なのに8連で混んでいるし、車椅子スペースがないから見送る。

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上りの2度目は車椅子スペースにヘビーカーが止まっていたので、ドアから撮る。なんとか1両まるまる写った。小田急のロゴもついている状態が撮れたからよしとしよう。

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この日はパンタが降りたままだが、通電してこの線路をゆっくり動いていた日もあったようだ。なお、歴史を辿れば私が所沢に住んでいた1975(昭和50)年に、小田急の2100形が所沢工場に入場したことがあった。三岐鉄道に向けての改造で、まだ小田急色のまま留置されているのを塀の隙間から撮影している。



小田急の新聞電車

仕事絡みで古いネガのデータを当たっていたら小田急の新聞電車の画像が見つかったので、埋もれてしまわないうちに発表しておきます。

1966-08 新宿(荷) P4203264
撮影は1966(昭和41)年8月だから、私は大学3年だった。新宿駅の荷物ホームにデハ1300形が停車して、新聞(夕刊)の積み込みを行っている。荷物ホームは新宿1号踏切に隣接した位置にあり、新宿の地上ホーム用ダブルクロスの手前から分岐していた。実質、南新宿の位置だが、自動車から積み換えの便を考慮した結果なのだろう。新聞電車は午後に2本あり、14時台発の8551列車は1300形の3連。相模大野で分割し、前2両が同駅以遠の小田原線、後ろ1両が江ノ島線内に夕刊を配送していた。
本筋と外れるが、写真の1304はこの頃PⅢ台車を試用していて、後にHB車更新の4000形で本格採用になった。

1966-08 新宿(荷) P4203274
2本目の8553列車は15時台発で、相模大野までの近郊区間が対象となる。車両は2連で特に形式の指定はなく、2200形や1800形が使用されることもあった。荷物ホームは新聞電車だけではなく、特別準急の一時待機にも使用された。朝方2番目の「朝霧」は上りの回送がラッシュ時にかかるので、1本目の「銀嶺」に併結で新宿まで回送し、ここで分割しで荷物ホームに収容。また土曜日の午後、上り「朝霧」から折り返す「芙蓉」に増結する車両も早めに回送し、荷物ホームに入って待機していた。

1966-08 南新宿 1300×3 P4203272
南新宿を通過する8551列車。HB車とはいえオールMなので相模大野までは急行なみの所要時間で走っていた。江ノ島線の単行は撮影しているが、小田原線相模大野以遠の2連は撮影していない。

1965-01 相模大野~東林間 P5093556
単行で江ノ島線を走る。1965年1月、相模大野~東林間。それにしても1両なのにわざわざ踏切に引っかけるなんて、いい腕してるわ。



貫通路の両開き扉

シグ鉄さんのブログに出てきた名鉄6000系の貫通路の写真から、広幅貫通路に両開き扉が付いたのはどこが最初かというのが話題になりました。私は小田急ではないかとコメントしましたが、それを立証する資料を探してみました。

P9124780
小田急電電鉄2220形の中間車、図面は鉄道ピクトリアルに掲載されたものです。平面図でも貫通路に扉があるように書かれているし、右の正面図を見れば一目瞭然です。2200、2220、2320の3形式は全ての貫通路に扉がありますが、特急用の2300は扉なしです。

P9124781
こちらは元国鉄モハ63のデハ1800。貫通扉はありませんが、記事によればクハにのみ装備とあるので、私の記憶は間違っていなかった。なお、私が通学で小田急に乗るようになった昭和36(1961)年頃には貫通扉はすべて撤去されていました。
プロフィール

モハメイドペーパー

1946(昭和21)年1月生まれ、男、AB型。中央線(JR)の沿線に生息しているので、鉄道は複線で電化され、電車が頻繁に走るものと認識している。鉄道関係のライターが本職となり、現在も細々ながら現役。趣味はカメラいじりと模型製作。

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