長年都民をやっているが、山手線の西側に住んでいると反対側の江戸川区や葛飾区にはほとんど縁がない。だからといってその地域に興味、関心がないわけではなく、機会があれば一度は行ってみたいと思っている場所はいくつかある。葛飾区にある水元公園もそのひとつで、都庁の観光コーナーでパンフレットを集めて予備知識をつけ、先週の10日に出かけてみた。

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最寄り駅は常磐線の金町。これは北口で、位置関係から水元公園を経由するバスはこちらから出ていると思っていたら、なんと乗るべきバスは南口からの発着だった。

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これが公園の案内図。バスは岩槻街道を通り、図の真ん中からやや右の内溜の下あたりに水元公園というバス停車がある。しかし、見落としのないよう端から回りたいのでここでは降りず、図の左下にある水元かわせみの里に近い水元5丁目まで乗る。

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バスはこの先の丁字路を右折し、大場川を渡ると埼玉県三郷市に入る。東京都のシルバーパスが効くのはここまでで、この先は別運賃になると何度もアナウンスされていた。

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10:56、バスと同じ道を数分歩き、公園の入口に到着。入園は無料。右に少し色褪せた案内板があるだけで、ここから出入りする人は少ないようだ。

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このあたりが水元かわせみの里なのだが、それらしき鳥の姿はまったく見えない。

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こういう観察台は園内に何箇所かあった。

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小合溜と呼ばれる水路の水位を調節するための閘門橋。明治42(1909)年に完成し、区の登録有形文化財に指定されている。

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左は木立を隔てて大場川が並行し、その対岸(埼玉県側)は住宅が広がる。水は僅かな流れがあり、釣り糸を垂れる人も見受けられる。

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睡蓮の葉の上では糸トンボが交尾中。

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せせらぎ広場付近。子供の集団は小学校の遠足らしい。ここまででほぼ1時間歩いた。

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このあたりが一番水路の幅が広い。対岸(左)は埼玉県立みさと公園になる。赤丸が水元大橋。

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水元大橋の近くにメインゲートがある。公園は区立ではなく都立なんだ。その先は噴水広場なのだが、噴水は出ていなかった。水元公園のバス停からからここまでは内溜に沿って7・8分歩く。

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小合溜(外溜)に対してこちらは内溜と呼ばれ、釣り人で賑わっている。遠くにスカイツリーが見えるじゃないか。

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公園に沿った道は水元さくら堤と呼ばれる。

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公園のシンボル(らしい)水元大橋。

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はなしょうぶ園近くの水路。鷺が釣り人の近くで逃げないのが不思議に思えるが、どうやらコイツは自分で魚を捕らず、オジサンが釣った魚をくれるのを待っているらしい。その方が楽だということを学習したようだ。

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鷺は水路のあちこちで見かけた。そんなに魚がいそうにない狭い水路でも、釣りをしている人は多い。それぞれ自分の場所が決まっているのだろう。

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水鳥を撮影する人も多い。このオジサンはレンズに迷彩色のカバーをかけ、かなり本格的な装備だ。

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はなしょうぶはまだ時期が早く、咲き始めているのはこの一画だけだった。

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蓮もあちこちに群生している。葉で水面が見えないから、思わず足を踏み出しそうになる。

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花のアップ。

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小合溜の東端で埼玉県側に渡れる。せっかくだからみさと公園も見ておこう。

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水元公園は釣りの制限はないが、こちらは特定の場所を除き禁止されている。歩き始めて2時間経過。

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再び東京都に戻る。金魚を見てみるか。

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これは銀魚という金魚。

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カキツバタは盛りを少し過ぎた感じ。素人にはアヤメ、カキツバタ、ハナショウブの違いがよくわからない。

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13:29、やっと東側のゲートまで来た。先ほどから電車の音がよく聞こえる。地図を見ると松戸が近いようだ。さらに江戸川まで歩こうかと思ったが、腹も減ったのでバスに乗り、金町駅に戻る。

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東金町5丁目のバス停近くの家だが、屋上への階段(梯子か)が凄い。

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金町駅ホームのそば処で昼食とする。今時、かき揚げそば440円、桜エビ天そば430円など、メニューはすべて400円台というのは良心的か。

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桜エビ天そば。そばは茹で置きだから注文して1分後には出てくる。430円という値段を考えればそれなりにうまい。

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帰りは北千住で上野東京ラインに乗り換え。ここのそば処もメニューと値段は同じで、金町とは同じ系列の店であることがわかった。