モハメイドペーパーの      何が出てくるか 2.2

かなり「鉄」分が多めの内容になっています。 バックナンバーはこちらから http://jorc.livedoor.blog/   http://jorctk.cocolog-nifty.com/

2024年06月

最近の小田急は・・・

高校、大学の通学ルートだったので、小田急は私にとって一番馴染み深い私鉄といえる。アイボリーにブルー帯の塗色になったのはつい最近の気がするが、今や2色塗りで残る最後の形式となった8000形も廃車が進んでいる。お別れ運転で大騒ぎにならないうち、当たり前の状態を撮っておこうと思い、2日連続で喜多見のホーム端からカメラを構えた。

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6月14日、半端な時間ができたので定期巡回でもと乗ったところ、経堂の留置線にこんなのが止まっていた。「もころん」というのは小田急のユルキャラみたいなものらしい。前面は青くすればこちらの方がドラえもんに似ているかも。

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6月19日、もころん目当てではなく、喜多見でカメラを構える。お決まりの構図になるけど、午前中はここが一番撮りやすい。10連の1000形は7本在籍し、1092編成は最近検査明けで出場しているから車体も綺麗だ。

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昭和39年11月、8連運転が開始されたダイヤ改正初日に撮影。新宿に一番近くて開けた場所が喜多見の狛江寄りで、いかにも都下という雰囲気だった。

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3000形の10連。90番代5本は元6連、80番代7本は元8連からの改造になる。

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5000形の各停。まだ4000形より本数は少ないが、自社線内専用だからよく見かける。

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5000形の車内標記。もはやメーカーズプレートとはいい難いし、車号も重みに欠ける。廃車の時に切売りしても二束三文だろう。

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レンジファインダーのカメラだった頃は、こういうコマを量産していた。このカットは背後から下り列車が迫ってきて、ズームで引寄せずにそのままシャッターを切ったため。

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5000形のLED表示はタイミングが悪いと何も写らない。

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4000形は16本いるのだが、2時間弱で2本しか出会わなかった。JR~地下鉄線内で折返したり、北綾瀬で昼寝している編成もいるからだろう。

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東京地下鉄16000系、このLEDは1/1000秒くらいでもほとんど切れない優れものだ。

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EXEαの10連。やはり前面には列車名表示が欲しい。

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30分ほど待ってやっと8000形が来た。スマホ顔のデザインはこれが元祖だと思う。

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3000形10連の各停。あとで確認したら、8連の3000系が1枚も写っていなかった。意識して避けたわけではないのだが。今でも小田急ファンからはボロクソにいわれるけど、冷静に見ればそんなに悪い車両ではないと思う。

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JRのE233系2000番代も撮っておく。これはフロントガラスが綺麗な方だ。LEDは走査線が横方向に走るタイプ。

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8000は全て撮る。

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60000形はMSEでよかったかな。この貫通形前面はどうも好きになれない。

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8連で各停専用の2000形。前面の車号がクロームメッキなのでほとんど読めない。1000形と区別するためなのだろうけど。

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8000形が入れ食い状態になってきた。

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4000形、このLEDは縦に切れる。

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12時を回り、前面に陽が回らなくなってきた頃、やっとお目当てが現れた。数日前からネットに8000形+3000形の目撃情報があり、8000形の廃車が進んでいることから、しばらくはこういう併結編成が出現する可能性が多くなりそうだ。

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後追いもしっかり写す。3000形の6連は併結で急行運用に入らない限り、新宿~町田間に出てくることはない。

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併結編成の戻りをと撮ろうと梅ヶ丘で待構えていたら、別の編成が来た。3000形は4本しかいないワイドドア車ではないか。喜多見でもう少し待っていればよかったかな、というのは後の祭り。

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6月20日、懲りずにもう一度喜多見に出かける。ちょっと雲が多いが、まぁなんとか撮れる。16000系はトップナンバーが来た。

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併結編成は昨日と組合わせが変わっていなければ、3000形はワイドドア車のはず。

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1000形と3000形の併結。10連は1000形4連+8000形6連という組合わせも考えられる。

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EXEαの6連。この顔の方がMSEより安定感があると思う。

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上りホームに長玉を付けた同業者が現れたので、もしかしたらアレかと思ったら予感が的中した。

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5両ずつ色が反転しているから、後追いも撮る。

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そろそろ引き上げるかと思った頃、1000形の4+4が来た。1000形の4連は7本あり、2本は箱根登山線内で使用するが、小田急線内では4連単独の列車はなく、このような8連か3000形、8000形の6連との併結になる。今のところ1000形4連+8000形6連の目撃例はなく、かなりハードルは高そう。なお、8000形は4連の新宿寄り電連を撤去しているから、4+4の8連は組めない。

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2本だけ残るEXEの未更新編成。このままリニューアルされずに廃車となるのだろうか。

西武のネタ電を撮る

私鉄では自社のPRやアニメなどとのタイアップによるラッピングだとか、特別塗色の編成がよく見られる。西武鉄道はこうしたネタ電の種類が多いので、暇をみて撮りに行くのだが、専用のアプリで確認する環境がないから出たとこ勝負。何度か出向いてひととおり押さえることができた。

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5月11日、国分寺線を覗いたがお目当てには巡り会えず、秋津に場所を変える。豊島園の跡地にオープンしたハリーポッターのテーマパークをPRする編成は、20000系8連の車号末尾52・53・58の3本がある。

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側面はこんな感じ。

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ラッピングではないが、6000系は新宿線への転出が続いているので、地下鉄乗入れ列車は今のうちに記録しておく。

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6月5日、自宅からバス1本で行ける練馬で待構える。10分ほどでこんなのが来た。初代501系の金太郎塗りを復刻したもので(といっても前面だけ)、今年の4月27日から運行している。保谷行きだから1時間もすれば戻って来るだろう。

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6000系のアルミ車体は8本全てが地下鉄乗入れ設備を撤去し、識別のため非常ドアのガラス上縁に黄色のラインが入った。

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ハリポタの20052編成。

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5分後に20053編成も来た。少なくとも1本は豊島園折返しに入れているようだ。

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下りは時々同時発車が見られる。

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これも一応撮っておく。平日でも結構乗っている。

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西武有楽町線開業40周年を記念し、営団7000系風の黄色帯になった6017編成。2023年10月1日から運行し、ヘッドマークは11月1日から取付けられている。ただし、マークの取付けは池袋寄りのみ。ケチらないで両方付けてくれ~。

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11:51、2色塗りが戻って来たが、前面には陽が回らない。

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まぁこんなところかな。この編成は6月11日から側面に清瀬駅開業110周年のラッピングが追加されている。

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光線が悪くなった練馬を引上げ、小田急8000形がその後どうなっているかを確認しようと小手指に向かう。西所沢で狭山線に263編成が入っているのが見えたので下車。乗ってきた6017編成のお面を後追いで撮っておく。

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機関車代用の263編成も、本来の仕事がないときは狭山線運用で走行キロを稼ぐ。電動車は1ユニットカットでもよさそうだが、4両とも生きていた。

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小田急8000形は中途半端な位置にいたので撮影は諦め、6017編成の戻りを狙う。午後の時間で上り先頭が順光になるのは武蔵藤沢しかない。バックが少しうるさいのは我慢する。その後この編成は使用休止になって小手指に留置されているのがネットに出ていた。地下鉄乗入れが可能なうち、東横線内で撮っておきたい。

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2000系は廃車が進み、新宿線では変則編成が出現している。所沢で4連が下りの急行に入っているのをちらっと見たので、航空公園で戻りを待つ。かつては当たり前に見られた2+4+4の10連もいまとなっては貴重だ。

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6月11日、まだまともに撮れていない西武鉄道創立110周年記念トレインを狙って再び練馬へ。豊島園運用に入っていたので撮影チャンスは何度もあるが、場所はあまり選べない。

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こんなのも来た。

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GLAYの30周年記念なんだって。

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豊島園からの戻り。昼近くのトップライトなので、色の再現がいまひとつだ。

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ハリポタ編成との並び。

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武蔵野鉄道の社紋。外側は六が三つで「むさ」、中は四とのを組合わせ、「むさしの」となるわけか。

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練馬の池袋寄りで後追いすれば光線もよさそうということに気づき、もう一度豊島園に行っての戻りを待った。いかん、スカートに標識が引っかかった。これでネタ電はひととおり撮れたが、2色塗りの清瀬駅開業100周年ラッピングがプラスされたのはもう一度狙わないといけないな。


南武支線に寄り道

東芝未来科学館を訪れた6月12日、往路は湘南新宿ラインから武蔵小杉で南武線に乗換え、尻手で南武支線に205系の2連が入っているのを確認。これで帰り道のひと仕事が決まった。

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川崎から一駅の尻手に降りたのは12:35くらい。この時間の南武支線は概ね40分間隔だから、あまりよいタイミングではないが、待つしかない。4ドアになっているから車種は205系なのは確実だ。

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暇潰しに南武線を撮るが、全部同じ編成なので1本撮れば用が足りる。

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13:05、205系が到着。逆光でアングルがも悪くても、証拠写真として撮っておく。

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ひととおり座席が埋まり、立ち客も出るくらいなので車内は撮れず、車号などを記録しておく。

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あまり馴染みのない名前で、年寄りには大船工場といわないと通じない。

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南武支線でそこそこ撮れそうなのは小田栄の近辺しかない。太陽が真上なので尻手方面行きのホームに避難する。13:27、EF65がタキを牽いて通過。ここは冬だと線路に屋根の影が落ちるが、陽が高い6月なら午前中に順光で撮れる。

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13:32、EF210の原色。

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13:41、尻手行きは編成全体を収められないから、街中スナップ風に撮ってみる。

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13:53、JRFの文字がなくなった新塗色。続くコキ200は化成品と海上コンテナに対応し、運用区間が決まっているらしい。

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14:00、浜川崎行きが到着。さぁ本番と振向いて構えると、「列車がきます」の表示灯が点灯し、EF210が目前に迫ってきた。

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万事休すと思ったが、踏切の警告灯が点減して電車は徐行。なんとか貨物列車が逃切ったところでシャッターを切れた。少し遠い位置になったけど、床下もそんなに潰れていないからよしとしよう。次の尻手行きまでは20分ほどあり、ちょうど川崎駅前行きのバスが来たので(踏切の手前がバス亭)、それに乗って川崎に出た。バスは日中で1時間に4本あるが、それでも40分に1本の電車を待つ人もそこそこある。南武線に乗換えるなら運賃が通しになるJRを選ぶということなのだろうか。



長野の駅そばは凄い

長電の撮影が終わって長野駅に戻ったのが15時過ぎ、ちょっと遅いが昼飯にしよう。長野に来たのだから、そば以外の選択肢はない。

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駅の東西を結ぶコンコースを歩いていたら、目立ちにくい場所にこじんまりしたそば屋を発見。そば屋なのにカニがマークになっているのは深く考えない。

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窓にメニューの写真が貼ってある。ドンブリの直径に等しい大きさの天ぷらが乗った天ぷらそばが390円。これはコロナ前の水準の値段じゃないか。てんぷらの大きさは多少割引するにしても、本当にこの値段なのかと半信半疑で店内に入った。

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注文して1分ほどで「はい、どうぞ」。おぉぉぉ、これは看板に偽りなし、大きくて分厚く、小海老も入った天ぷらが、その存在感を誇示している。そばは茹で麺だが適度な歯応えもあり、つゆは柔らかな口当たりで最後まで飲み干せる。個人的にはトッピングに擂り胡麻がないことが減点対象になるが、390円という値段はそれを補ってオツリが来る。

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店内にある説明板によれば、ナカジマ会館の創業明治21年、駅そばの営業は昭和25年からとなる。能書きはさておき、今時この値段でこれだけの中身を維持しているのは偉いことだと思う。

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ついでに雑ネタをひとつ。ビジネスホテルのユニットバスについている換気扇は、ゴミなどが詰まってモーターは回っても換気の効果はほとんどないことが多い。7日に泊まったプラザホテル天神も同様だったので、運転会に備えて持っていたピンセットで詰まったゴミをほじくってみた。写真はゴミを取ったあとで、手を当ててもしっかり換気されていることが確認できた。

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これがほじくり出したゴミ。バスタブは掃除しても換気扇はノーマークなのだろう。掃除する人はこれを見て気がつくかな。





東芝未来科学館、6月29日で閉館

長野関連はまだ駅そばが残っていますが、残り時間が少なくなっているこちらのネタを優先します。

 コロナの前だから2017年くらいだったか、私が原鉄道模型博物館に出入りしている時、東芝未来科学館の館長をはじめとするメンバー3人が来訪された。こちらも返礼を兼ねて近いうちに訪問しようと思っていながらついつい先送りしているうち、その東芝未来科学館が6月29日限りで閉館するという発表があった。こりゃいかんといささか泥縄式になるが、6月12日に行ってきた。

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場所は川崎駅の西口、駅を背にして左に見えるラゾーナ川崎東芝ビルの2階で、改札口から回廊が続いている。

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ここが入口。日・月曜と休日が休館日で、入館は無料だがWEBで予約が必要。

https://toshiba-mirai-kagakukan.jp/

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入ってすぐのウェルカムエリア。三角の所に立ち、クイズ形式の設問に答える。

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館内はこんな雰囲気。閉館が決まっての駆込みかも知れないが、平日にしては賑わっている。

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ここはフューチャーゾーン。鉄道用のPMSMは今のところ東芝が独占している。

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若い人は知らないだろうけど、東芝といったらマツダランプなのだ。

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単線のフィラメントから二重コイル、内面艶消しと進化している。

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山北藤一郎さんの本(モーターと変圧器の作り方 など)は我が家にもあるが、東芝の社員だったとは知らなかった。

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この機関車も府中で保存されているらしい。

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年寄りにはヒストリーゾーンの年代物が懐かしい。電気釜(これは東芝が商標登録している)、噴流式の洗濯機、テレビは初のオールトランジスタ式、電動加算機など。

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この扇風機、確か実家にあった。真ん中のロゴは技術提携していたアメリカのGEの真似だろうか。

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右はレコードプレーヤーで、当時は電蓄と呼んでいた。

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ワープロの1号機。フロッピーディスクはあったのか。

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からくり儀右衛門が東芝の創始者の一人だったというのも知らなかった。御茶運び人形(複製)は実際に動くところが見られた。

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動力は鯨のヒゲを使ったゼンマイ。茶碗を乗せると重みでラッチが外れて動き出す。
2時間ほどで見終わった。この施設は東芝科学館が前身で、2014年1月にリニューアル、場所も移転して東芝未来科学館となった。以前の科学館には向ヶ丘遊園のアクセスに使用されていた豆電車のバッテリー機関車が保存されていたと聞いているが、その行方が気になる。




プロフィール

モハメイドペーパー

1946(昭和21)年1月生まれ、男、AB型。中央線(JR)の沿線に生息しているので、鉄道は複線で電化され、電車が頻繁に走るものと認識している。鉄道関係のライターが本職となり、現在も細々ながら現役。趣味はカメラいじりと模型製作。

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