モハメイドペーパーの      何が出てくるか 2.2

かなり「鉄」分が多めの内容になっています。 バックナンバーはこちらから http://jorc.livedoor.blog/   http://jorctk.cocolog-nifty.com/

2023年10月

京王線高架化工事の現況

 このところは暑くもなく寒くもなく、絶好のお出かけ日和ですが、今週に入ってからの昼間は真面目に原稿書きをしています。そのためブログにじっくり関わっている時間が取れず、写真中心のネタでつないでおきます。
 京王電鉄京王線は代田橋~千歳烏山間で高架化工事が進行中。完成はまだだいぶ先のようですが、一部では高架橋の脚が姿を現しています。数年前からの定点観測はいずれまとめるとして、取り敢えずは現況を簡単にまとめてみました。笹塚から仙川まで、先頭のかぶりつきからの撮影です。

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笹塚を出ると地平の代田橋に向かって下り勾配になるが、この途中の環7を越える手前あたりが高架化の始点になる。前方のホームは代田橋。

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代田橋は北側(画面右)に工事用地が確保され、線路を1本ずつ移して空いたスペースに高架の脚を建てる。ホームは島式になる。

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代田橋~明大前間で踏切は井の頭通り。高架は1線分南に寄せられ、北側に側道ができる。

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踏切の北側から4月29日に撮影。これが最初に姿を現した高架脚になる。

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明大前。左側にまず2線の高架ができ、最終的には副本線を備えた2面4線になる。

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下高井戸。駅部分は直上高架のような形になるらしい。

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桜上水寄り踏切の北側にある駅前市場は、高架化されても残るのだろうか。

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桜上水。次の上北沢あたりまでは、南側に複々線でもおつりが来そうなくらいの工事用地が確保されている。

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上北沢。高架になっても島式ホームは変わらず。

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すでに高架になっている八幡山は、大きな変化はなさそう。

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環8を越えた先は複々線を見越した高架ができていて、廃車直前の1700系が留置されていたのを覚えている。工事が始まってからレールが撤去されたが、このまま活用されるのだろうか。

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その高架線は芦花公園の手前で途切れている。行く手を阻む低層マンションはまだ立退き交渉が成立していないようだ。

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千歳烏山。ここも南側に広がり、2面4線で待避が可能になる。

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千歳烏山を過ぎ、仙川(河川)を渡った先あたりで地平に戻る。以上は9月24日に撮影。
高架工事の概要はこちらを参照。

ちょっと変わった展示会

昨日(22日)、東急東横線に乗って11時過ぎに着いたのはここ。

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渋谷から5駅目の各駅停車しか止まらない都立大学。毎年、入試シーズンになると都立大学を受験するつもりで下車する学生が何人かはいるとか。

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横浜に向かって左側の高架に沿った道を歩くこと数分。

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ハッコウしゃという小さなギャラリーがある。扉が開いているから中に入ってみよう。

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入ってすぐ右、架線を張ったエンドレスではボックスモーターが貨車3両を牽いて走っている。そう、これはCedarさんが考案したOゲージの組立て式架線集電レイアウトなのだ。すでにブログで紹介されているけど、実物は初めて見る。架線は柱ごとに分割され、パイプでつないでいるのだが、継ぎ目はほとんど目立たず、トロリーポールが引っかかることもなく、スムーズに通過している。収納を考えてストラクチャーはすべて折りたたみ式になっているのも、HOに比べて体積が8倍になるOゲージならではのことといえる。

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HOもアメリカンなセクションの集合で、作者はCedarさんのほかにchitetsuさんと、もう一人はブログで拝見していて、今回、初めてお目にかかった。直線区間で自動の往復運転で、時々車両がさぼるのは、架線の集電が不安定なせいらしい。

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となりの部屋ではエンドレスのレールが敷かれている。こちらのセクションもテーマに沿ってそれぞれ名前が付けられている。

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こちらは楽屋裏。いずれはこちら側もセクションを作り、全方位から鑑賞できるようにするとのこと。架線はセクション側だけで、その末端にはポールを架線に誘導する仕掛けがあった。

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Cedarさんのブログのキャッチになっていたセクションは目立たない位置に置かれていた。

ということで、展示はアメリカの、それもインターアーバンに限定というコアな内容だし、オープンは11時から15時までの4時間のみ。わかる人だけが密かに楽しむという隠れ家的な展示会で、電車ファンの私も中身の濃い時間を過ごすことができた。

浜離宮に行ってみた

生まれついての東京都民なので浜離宮という名前は小さい頃から知っているけど、行った記憶はほとんどありません。新橋が最寄り駅だけど、道順がちょっとわかりにくいんですよね。近くには芝離宮(一太郎では「縛り急」としか変換できない)もあって、こちらは浜松町のホームからも見えているから何度か行ったことがあります。なのに浜離宮を放ったらかしにしておくのはいささか不公平と考え、まだ残暑厳しい9月25日に出かけてきました。

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新橋駅東口から環二通りに出て海岸通りと交差する汐先橋交差点脇に大手門入口がある。ゆりかもめの乗り場から続く回廊を通れば、道路の信号にはほとんど引っかからず、10分ほどで到着。時間的には都営大江戸線の築地市場前の方が近い。

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浜離宮は水路に囲まれていて、大手門へは築地川を渡る。上の画面の石塔は橋の左袂に立っている。

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大手門入口。

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門の脇にある説明板。将軍家ゆかりの由緒ある庭園なのだ。

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園内の案内図。右下が大手門入口で、ここから時計回りで見て回った。1~7の数字はおおよその撮影場所を示す。

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入園料は一般300円、65歳以上は150円。子供料金はなく、小学生は付添いあり、中学生は都内在学か在住で無料。5月4日(みどりの日)と10月1日(都民の日)は無料だから、来るのが6日早かった。

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内堀、庭園内の堀、池は海とつながっている。

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2のあたりから8時の方向(案内図の上を12時とする)を見たところ。アーチ橋は隅田川に架かる築地大橋。

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同じ位置から10時方向。築地川水門で隅田川とつながっている。奥にちらっとみえているのはレインボーブリッジ。

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2の位置にある将軍お上がり場。江戸城からは舟で出入りしたようだ。この少し先には庭園内の池に海水を引込む横堀水門がある。

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水は割と綺麗で、ところどころ魚が群れているのが見える。ボラかハゼだろう。それを狙って鵜が飛び回っている。

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悠然と泳いでいたのはエイ。こんなところにもいるんだ。

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3のあたりから10時方向、時折屋形船も入ってくる。案内図では東京湾となっているけど、まだ隅田川の河口部分だし、堤防の内側だから法的な区分はどうなるのだろうか。

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3から3時方向の海手お伝い橋。

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ちょっと視線を変えると東京タワーが見える。

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4の手前の海沿いから。手前の水路は汐留川で、左に汐留川水門がある。

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4の富士見山から5の方向を見たところ。建物は左から中島の御茶屋、燕の御茶屋、鷹の御茶屋、松の御茶屋。

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池の真ん中にある中島の御茶屋。

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6のあたりは人通りが少なく、トラックが行き交う海岸通りのすぐ近くとは想像できない。

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7の中の御門からも出入りできる。ここからだとゆりかもめの汐留が近い。

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汐留川、築地川とつながる水路。これが右の海岸通りとの結界になっている。

この庭園、橋の袂の石塔は「旧浜離宮」となっているけど、浜離宮恩賜庭園が正式な名前となる。パンフレットによれば浜離宮のほかに旧芝離宮恩賜庭園、小石川後楽園、六義園、旧岩崎邸庭園、向島百花園、清澄庭園、旧古河庭園、殿ヶ谷戸庭園を合わせて都立文化財9庭園というそうで、いずれも名前は知っているが、太字の4庭園はまだ行ったことがない。いつでも行けそうな場所だから忘れないうちに足を運んでみようと思う。

街そば 2題

最近は駅そばをひととおり体験したので、街中にあっても店の構えや内容、値段は駅そばと同様の、いわゆる「街そば」に手を広げています。従って「駅そば」のカテゴリーには今後「街そば」も含められます。

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ということで1店目は新宿西口、ヨドバシカメラ マルチメディア館の南向かいにある「かのや」。ここは一度、そばで紹介したことがあり、ぬか屋さんからぜひうどんも味わってみるようにというアドバイスをいただいていた。なのでタイトルは街そばだが、今回はうどんを注文してみた。

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ちくわ天うどん、460円也。自家製麺を謳ううどんは見てのとおりかなり太めで、箸では切れないくらい固い。ちくわは丸々1本だがしぶそばのよりは少し小さい。つゆはうどんだと関西風になるけど、関東風のそばつゆに変更もできる。太いうどんは腹持ちもよく、癖のないつゆは最後まで飲み干せる。値段相応の満足感はあり、個人的にはそばで関西風のつゆにしてみたい。

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新橋駅の東口(ゆりかもめの乗り場がある方)にある新橋駅前ビル1号館、ここの地下1階は狭い間口の飲食店や1杯飲み屋が軒を連ねるオジサン達の聖地。

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その北寄り奥、大鰻丼と書かれたとなり。

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立食いそばの「おくとね」がある。店の前にも食材のケースが無造作に置かれ、一見した限りでは積極的に客を呼込もうという雰囲気の店構えではない。しかし、14時過ぎでも客は切れ目なしだし、ネットではなかなかの評判なので、外れてもダメモトの気分で入ってみた。
注文したのは420円のちくわ天そば。なにせ立ち席だけでテーブルも狭いので、そばの写真は撮れなかった。で、中身はといえばこれが大当たり。そばはそこそこの歯応えがあり、つゆはほとんど醤油の色がなく、鳥ガラ系のコクが感じられる。欲をいえば座ってゆっくり味わいたいところだが、そんなところに金をかけないから、この値段と味を維持できるのだろう。狭い厨房には4人が入り、注文をてきぱきと捌いている。客も大半は常連のようで、券売機で迷うこともなく、さっさと食べて引き上げる。これこそ立ち食いそばの究極の姿なのだと納得し、店を後にした。

おくとね、恐らく漢字にすれば奥利根なんだろうけど、昔、中央線~八高線~上越線という経路で新宿~水上を結ぶ「奥利根」という準急があった。気動車の急行「アルプス」の付属編成で、中央線内も2連の単独運転だったが利用率は芳しくなく、通年から土休日運転になり、数年で姿を消した。

綾之町東商店街

 9月29日、阪堺電軌に乗っていて見つけたのが表題の綾之町東商店街で、位置は綾ノ町電停からほんの少し大阪寄りの所になります。

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ここが東側の入口、長さ100m足らずのアーケードだが、画面奥の明るくなっている所に阪堺線の踏切あって分断されている。3:7くらいの感じで線路の東側(画面手前)の方が短い。

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東側で営業しているのは大通りに近いニシキ薬局だけで、天井灯も1個おきにしか点灯していない。

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数10mで踏切に出る。

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西の入口側。日当たりがよいので看板の文字はほとんど読めなくなっている。

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踏切を渡って東側を振返ってみる。少しかすれているが看板の文字は読める。

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綾ノ町電停(浜寺駅前方面)は目と鼻の先。

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西側は天井灯もすべて点灯し、東側より多少は活気があるように感じられる。入ってすぐの酒井精肉店は昼時のせいかそこそこ繁盛しているようだった。揚げたてのメンチ買えばよかったな。

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真ん中あたりにちょっと洒落た感じの店があるけど、人の気配がない。

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だいぶ年代物で雨漏りしそうな天井。

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雑貨屋みたいな店。そのすぐ先で商店街は終わる。

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西側の入口。できた当時は看板を照らす照明もあったのかも知れない。

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青果店は松茂という屋号。こちら側は住宅街だから、なんとか商売になっているのだろう。

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東側を見たところ。実際はもっと暗い。以上で綾之町東商店街のレポートは終わり。以下は高須神社から戻る途中で見つけた?なもの。

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関西ではよく見かける、普通の住宅の壁面に作り込まれた祠。何を祀っているのだろう。

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この地域は特に遭遇率が高く、10分ほど歩いて3件見つかった。いずれも個人の敷地内だし、放置されているという感じでもない。京都市内だともう少し本格的なものがあり、朝の通勤時でも急ぎ足のサラリーマンがちよっと立ち止まって頭を下げていく光景が見られる。信仰心というより物心付いた頃からの生活習慣なのだろうか。

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営業中とあるけど、人の気配がなく、揚げ物の匂いもしていなかった。

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これも2件見つかった。どちらも明治牛乳だが扱い店は別で、これは綺麗な方。今時、こんなに状態のよいのは貴重だ。

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これはオマケのオマケ。朝、吉野家で親子丼を食べたらこんなクーポンを貰えた。当日限り有効という厳しい条件だが、200円引きというのは大きく、この日の夕食も吉野家になった。全国展開で12月11日まで実施している。 
プロフィール

モハメイドペーパー

1946(昭和21)年1月生まれ、男、AB型。中央線(JR)の沿線に生息しているので、鉄道は複線で電化され、電車が頻繁に走るものと認識している。鉄道関係のライターが本職となり、現在も細々ながら現役。趣味はカメラいじりと模型製作。

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