モハメイドペーパーの      何が出てくるか 2.2

かなり「鉄」分が多めの内容になっています。 バックナンバーはこちらから http://jorc.livedoor.blog/   http://jorctk.cocolog-nifty.com/

2023年09月

貫通路の両開き扉

シグ鉄さんのブログに出てきた名鉄6000系の貫通路の写真から、広幅貫通路に両開き扉が付いたのはどこが最初かというのが話題になりました。私は小田急ではないかとコメントしましたが、それを立証する資料を探してみました。

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小田急電電鉄2220形の中間車、図面は鉄道ピクトリアルに掲載されたものです。平面図でも貫通路に扉があるように書かれているし、右の正面図を見れば一目瞭然です。2200、2220、2320の3形式は全ての貫通路に扉がありますが、特急用の2300は扉なしです。

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こちらは元国鉄モハ63のデハ1800。貫通扉はありませんが、記事によればクハにのみ装備とあるので、私の記憶は間違っていなかった。なお、私が通学で小田急に乗るようになった昭和36(1961)年頃には貫通扉はすべて撤去されていました。

配線マニア

鉄道が好きといっても車両を追いかけているだけではなく、鉄道に関連するものならなんでも興味の対象になります。駅やヤードの配線などに関心を持つ人が少なくないことは、私が関わっていた会社で発売した「レールマップ」がそこそこヒット商品になったことからも証明されています。

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まずは最近開業した宇都宮ライトレールから2例。グリーンスタジアム前の配線はこうなっている。上下ホームの真ん中を道路が横切っていて、どちらも近い将来に運転が予定されている快速列車との緩急接続ができる。上りホームには渡り線があり、グリーンスタジアムで試合があった時に臨時列車の折り返しに対応している。

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上りホーム全景。

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下りホーム脇を通過する上り列車。

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上りホームを過ぎると次の清原地区市民センター前までは専用軌道になる。

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車両基地がある平石。下りホームの2番線から上りに折返すことができるが、通常ダイヤで平石止まりはすべて入庫のようだ。

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上り本線は見事に直線が続く。

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周りに人家はなく、非常に風通しがよい。入出庫線につながっているのは2番線と4番線。

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宇都宮方は鬼怒通りに合流するため上り勾配が始まる。

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おまけは東武鉄道の鬼怒川温泉。下今市寄りは複線ではなく、もう少し先で単線になる。ここにSL大樹が到着した時の入換え作業がなかなかおもしろい。

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・14:05、4番線に特急「リバティ会津134号」が到着。14:06、3番線に到着するSL大樹5号を待って発車。大樹は機関車を切り離してしばらく待機する。
・14:12、新藤原発の普通列車が4番線から着発。それを待って機関車は新藤原寄りの本線に一旦引上げ、バックで2番線に入る。
・14:22、4番線から鬼怒川公園行き普通列車が着発。機関車は下今市寄りの下り本線に引上げ、信号が変わるとターンテーブルに向かう。
・14:36、下今市行き普通列車が4番線から着発。この列車が14:59に下今市に到着すると、入れ替わって15:01にSL大樹7号が発車。

デジカメの電池切れで上記の入換え作業は記録できなかったが、結構時間的にタイトで見ていても飽きない。もう一度見に行く必要はありそうだ。

小諸蕎麦、とうもろこしのかき揚げせいろ

小諸蕎麦は鉄道系の駅そばではないのですが、ここでは広義に立食いそばも含めるものとします。

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小諸蕎麦は富士そばと同様な街そばのチェーン店で、都内ではよく見かける。値段は安い方だが量もやや控えめ。つゆはあっさり系だけど、飲み干すと喉になにか引っかかるよう感じがあり、個人的には選択肢の対象外になっている。しかし、8月31日に日本橋方面に出かけた時、ちょっと気になる季節メニューを見つけたので、久しぶりに暖簾をくぐってみた。

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どれも夏の時期限定らしく、とうもろこしのかき揚げせいろを選んだ。かき揚げはいろいろあるけど、これは私の知る限りで初めてもメニューだと思う。460円というのも今時かなり嬉しい値段といえる。

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小諸蕎麦の麺は細め、暖かいそばに比べるとやや深みのあるつゆだった。肝心のかき揚げは、「つゆをかけずに食べるととうもろこしの甘みが広がる」と謳っているけど、揚げたてではないせいか、それほど甘みは感じなかった。そば自体は悪くないが、吉野屋の親子丼のようにまた食べたいと思うレベルではない。

初乗り、宇都宮ライトレール(その2)

帰り道は目を付けておいた所で途中下車して撮影しました。

P9014406 ゆいの杜東
芳賀町工業団地管理センター前からゆいの杜西までは鬼怒通りを走る。これはゆいの杜東で沿道には食い物屋も多い。写真でわかるようにほとんどの電停は交差点を渡った先にある。普通の路面電車なら交差点の手前なのに何故? 答えは車の右折レーンを確保するためなのだと思われる。

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ゆいの杜西を出ると左折して清原中央通りを走る。といっても線路は道路の東側に寄せたサイドリザベーションだから併用軌道ではない。この付近は宇都宮高根沢バイパスの工事中で、画面左端には鬼怒通りをオーバークロスする橋が姿を現している。

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グリーンスタジアム前は緩急接続ができる配線になっている。これは上り(宇都宮駅東口行き)のホームから下りホームを見たところで、上りホームからは折返しもできる。

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交差点から見た上りホーム。待避線付きに下りからの渡り線が追加された形になる。

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駅間はセンターポールなので、車両の形式写真を撮るなら交差点を通過する時が狙い目。

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清原地区市民センター前の手前。風景写真としてはおもしろいが、車両中心の写真には向かない。

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道幅が広いから、交差点でのカーブもそんなにきつくない。

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清原地区市民センター前はトランジットセンターとして路線バス乗り場、駐車場が併設されている。バス乗り場は3箇所あるが、発着するバスはいずれも1時間に1本程度。来る時には旧国鉄塗色のバスを見かけたが、この時間には現れなかった。

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ホームにある案内図。全体図と拡大図で方向が逆(拡大図は南が上)なのは統一して欲しい。

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12時頃、赤矢印の所で車との接触事故が発生し、おかげで夕方までダイヤは乱れた。右奥から来た車が駐車場に入るため赤矢印の所で右折しようとして、後方からの電車に気付かず接触してしまった。本来、右折はできないのだが、新しくできた施設だからドライバーが慣れるのでには少々時間がかかるだろう。

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清原地区市民センター前から清陵高校前まで歩く。左は高校のグランド、線路はこの右でクランクカーブしている。

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これは下り、本命は上りなのだが、下りが3本行ってもまだ上りは来ない。

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30分近く待ってやっと上りが来た。

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うん、この位置でいいだろう。しかし暑い!

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清陵高校前のホーム。9月になっているが高校はまだ夏休みなのだろうか。地元の人はわかるだろうが、余所者にはこの位置からでもわかる駅名表示が欲しい(あとで写真の撮影場所を確認する時に必要なので)。

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次の電車は10分ほどで到着。冷房のありがたさが身に染みる。

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飛山城趾を出ると鬼怒川を渡る。このあたりは起伏に富んでいて、路面電車のイメージとはかけ離れた光景が展開している。

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鬼怒川を渡る区間は架線がシンプルカテナリーになっている。横風対策だろうか。ここに限らず架線の振れはかなり大きい。

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平石は緩急接続と折返しが可能で、車両基地への入出庫線も加わるから、配線マニアには見逃せない。この先は大きくSカーブして鬼怒通りに合流する。

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後方でオーバークロスしているのは国道4号のバイパス(石橋宇都宮バイパス)。右に車両基地への線路が分岐している。

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車両基地はバイパスに平行している。本社の社屋もあり、ホームからは5分くらい歩く。雨の日なんか、乗務員の交代は大変だろう。

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将来の延伸を見越しているのだろうけど、現状の在籍車51両(17本)にしてはかなり広い。

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入出庫線は右が2番線(下り)、左が4番線につながっている。

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平石電停の全景。

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逆光を承知での1枚。カーブ半径100mは路面電車ならどうってことはない。

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国道4号のオーバークロスを撮るため、峰で降りる。長い駅名が多いライトラインでは異色の存在。一番長いのは芳賀町工業団地管理センター前で、宇都宮大学陽東キャンパスがこれに次いでいる。

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駅東公園前で上り列車を狙う。ぉっ、来た来た。

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なんとか車をかわせそう。

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ビルの影もギリギリでクリア。

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そのまま宇都宮駅まで歩く。東宿郷で平石行きが来た。通常のダイヤではこの時間に見られない行き先だから、証拠写真としてアングルは無視する。

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16時前でホームはだいぶ人が増えている。初乗りの感想として、車両は幅も広くて存在感は大きい。併用軌道でも40km/h目一杯で走るから、かなりスピード感もある。走行音は静かだが、タイヤフラット気味の車両も見かけた。専用軌道の40km/h運転は車両の性能からも勿体ない。特例措置で最低でも60km/hくらいにアップして欲しいところ。そうなると単車特有の揺れが気になりそうだ。そういえば車内で製造銘板や車号の表示を確認できなかった。気がつかなかっただけなのかも知れない。

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乗り場への連絡通路から北側を見る。計画ではここを赤線のように進んでJRの在来線と新幹線の隙間を潜り、駅西側に線路が延びることになっている。

初乗り、宇都宮ライトレール(その1)

8月26日に開業した宇都宮ライトレール、18きっぷの期限を睨み、今月の4~8日のいずれかで初乗りしようと考えていました。しかし、8月31日の天気予報では今日(4日)からの1週間はほとんど雨マーク付きだったので、急遽前倒しして1日に行ってみました。なんとこの日はOER3001さまも初乗りに訪れていたそうで、どこかで擦れ違っていたことになります。

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宇都宮の駅ビル内(パセオ)の開業を祝う掲示。

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乗り場への連絡通路。もう未来に走り出しているのだ。

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駅前の道路を横断した所に、ライトラインのホームに直結の階段がある。
*現地では宇都宮ライトレールではなくライトラインと案内されているので、本稿もこれに従う。

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ホームへはエスカレーターで行き来できる。右がJRの宇都宮駅。

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10時半頃でこの賑わい。ほとんどが初乗り客のようだ。

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降車後、折返し準備のため一旦ドア閉めとなるのだが、この時間が随分長い。

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すべてのドアの両脇にカードリーダーがあり、交通系カードならどのドアからも乗り降りできる。

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ホームの表示は電車と同じ、シンボルカラーの黒と黄色で統一されている。宇都宮駅東口~芳賀・高根沢工業団地間は14.6kmで運賃は400円。基準ダイヤで44分だから表定速度は19.9kmとなり、路面電車としてはかなり速い。

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時刻表、平休日とも12分間隔が基準で、平日朝は1時間に8本となる。平石行きは入庫、休日の終電前にグリーンスタジアム前行きが2本ある。

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ホーム高さは30cmくらいか。このあたりで線路を横断できるが、ホームには入れない。

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駅前広場はいろいろなアングルが選べる。これはペデストリアンデッキへの階段の途中から。

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宇都宮大学陽東キャンパスまでは鬼怒通り(64号線)を走る。画面奥に駅東公園前~峰間で国道4号を跨ぐ陸橋が見えている。このあと10:58発の列車で一気に終点まで乗ってロケハン、折返しは気になった所で途中下車してみた。以下の画像は撮影順になる。

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鬼怒通りを外れると車窓は田園風景に一変し、平石中央小学校前~飛山城跡間で鬼怒川を渡る。この駅間が1.9kmで最も長い。

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現金精算は一番前のドアからとなる。整理券はホームにしか発券機がないので、慌てて飛び乗ると厄介になりそうだ。初日は現金精算が多くて遅れの元凶となったが、カード乗車はだいぶ浸透したようで、料金箱に現金を入れて下車する人はほとんど見かけなかった。

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乗って気がついたのは、車内に路線図がないこと。この天井の表示機のに時々出てくるのだが、文字が小さいし、じっくり見ていると別の画面になってしまう。運賃表示の下が空いているのだから、ここに路線図を掲出して欲しい。

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芳賀町工業団地管理センター前~かしの森公前園間にある60‰の急勾配。降りて撮影しようかと思ったが、日陰がないので止めておく。

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芳賀・高根沢工業団地に到着。右一帯には本田技研の工場やテストコースが広がる。周りは工場ばかりだから、見渡せる範囲にコンビニすら存在しない。開業フィーバー(死語だな)が収まったら昼間の乗降は限りなく0に近くなるのだろう。この道の少し先には宮内庁の御料牧場があるようだ。

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架線支持はセンターポールが原則で、両渡りの部分だけ道幅いっぱいのビームになっている。

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折返しの時に車内を撮ろうとしたのだが、なかなか人が途切れない。これは中間のC車。車体幅が2650mmと広いから、クロスシートは両側2人掛けでゆったりしている。

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車椅子、ベビーカーのスペース。

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優先席のみ、窓を背にして座る。

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運転席、基本のレイアウトは熊本市電の9700形と同じで、車体内外を監視するモニターが増えている。

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無負荷だが架線電圧が800Vなのは頼もしい。電流計は見当たらなかった。
以下、その2に続く。
プロフィール

モハメイドペーパー

1946(昭和21)年1月生まれ、男、AB型。中央線(JR)の沿線に生息しているので、鉄道は複線で電化され、電車が頻繁に走るものと認識している。鉄道関係のライターが本職となり、現在も細々ながら現役。趣味はカメラいじりと模型製作。

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